2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

飢餓と愚昧

今日は、追っている漫画の最新巻を読めた。相変わらず素晴らしい出来だった。「メギド72」の新メギドのストーリーを読んだ。出来が良く、面白かった。「カヴェルナ」を拡張入りでプレイした。100点という大台を超えた。楽しかった。でも、だからどうし…

「カヴェルナ拡張 忘れられた部族」の感想

「カヴェルナ」はセットアップにランダム性が乏しい。こういったゲームは序盤のバリエーションが固定されるという欠点がある。そのため、この拡張では、各プレイヤーが特殊能力を持ってゲームを始める。それぞれがメリットとデメリットを併せ持つ形の特殊能…

「カヴェルナ」の感想

「カヴェルナ」は「アグリコラ」の実質的な後継作であり、多くの部分が一致している。しかし、その差が、大きな効果を呼んでおり、真逆ともいえるプレイ感になっているので、その差異を中心にまとめたいと思う。 まず、アクションが強くなった。「アグリコラ…

「アグリコラ」の感想

ウヴェ・ローゼンベルクの「カヴェルナ」をやり、非常に面白く感じた。一方、彼の精神的前作である「アグリコラ」を僕は好んでいない。この差を明確にするため、まずは「アグリコラ」に関する感想をまとめようと思った。 「アグリコラ」はワーカープレイスメ…

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の序盤の感想

n回目の「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を観たが、この映画のオープニングは特筆すべきうまさがあるなと感じさせた。 セットアップで用意すべき点は以下のようなものだ。 ・この世界では資源が不足し、それをイモータン・ジョーが占領している。 ・…

目に見えないもの

人体に対してわからないことがあるということと、魂や霊体というものを仮定することは、僕にはどうやっても結びつかない。たとえば、鉄鋼という物体があり、その強度は、物理法則から導き出される数値とは桁違いに弱い。その間を埋める理論はあり、ほぼ確定…

詰みを感じないものがゲームとして成り立つ

一番、ゲームでプレイヤーに抱いて欲しくない感情は、このゲームに意味があるのか、というものだ。それを感じさせてしまったらお終いだ。だから、あらゆるゲームは丁重に、詰みという状態にならないように、あるいはそれを察知できないようにできている。詰…

機械仕掛けの世界

本当に、現在の空気やインターネットに失望する感覚が理解できないが、よく見かける。僕は誰かや何かを責める気にならないせいかもしれない。誰かや民衆のせいで、誤った方向に進んでいるという風に捉えられないのだ。これは政治経済に興味がない理由にもつ…

カテゴリー

もともと精神的に男性で生物学的に女性だった人が、心と同じように男性になると、逆に男性性を強調するようになってしまうという話を聞いた。しかも、自分が昔、嫌っていたはずの言い方――例えば、彼女をモノのように扱って、自慢話にするとか――をすることも…

漫画の実写化

漫画の実写化映画を観た。原作を基本に物語を映画用に再構成しているのは良いと思ったが、やはり、どうにも漫画的な演出や絵が浮いてしまう。今回観たのは、「BLEACH」なのだが、主人公の武器がすでに浮いている。巨大な刀が虚を倒す武器にも、死神と戦い合…

瞬発力と持続力

物事に取り組むために必要な要素は大きく分けて二つあると思っている。瞬発力と持続力だ。前者が高い人は、新しいことを始めるのが早い。すぐにタスクに取り掛かることができ、あらゆることをてきぱきと行うことができる。後者が高い人は、同じことをずっと…

睡眠テスト

睡眠が上手くできない時期があった。あるいは、外的な要因で通常の睡眠にならなかったこともある。いろいろと試した結果、普通の形に落ち着いてはいるのだが、どんな試みをしてきたのかメモしようと思った。 まず、高校生の時、ニコニコ動画にハマり、オタク…

「ティーフェンタールの酒場」の感想

とりあえず、基本セットのみの感想を。 よくできている。よくできているが、選択の重要性をあまり感じない。このゲームは、「ブルゴーニュの城」にダイスドラフトを加え、デッキ構築とバースト要素を持たせたようなゲームだ。確かに、出てきたダイス目に左右…

「あつまれ どうぶつの森」の感想

実は真面目にやるのが初代「どうぶつの森」以来なので、20年ぐらい前は言い過ぎにしても、まあ、十数年ぶりだった。進化した部分は言うに及ばす。しかし、基本路線は維持しつつ、ここまで面白くしているのだから、流石、任天堂の仕事という感じだ。 マイル…

時代の移り変わり

「僕のヒーローアカデミア」のアニメを観た。それで、前々から考えていた(少年ジャンプ)漫画の新世代と旧世代に対する考えがちょっとまとまってきたので、書いておこうと思った。 この定義は僕が勝手にしているものだけれど、旧世代というのは、「ワンピー…

過去の自分が信用できない

過去の自分が、今の自分に対して、事実を隠ぺいしていたように感じることがある。例えば、仕事やら趣味やらでエラーを見つけた時、よく考えてみるとそれを前にも確認していたことがあったように感じるのだ。その時は眠かったとか、後回しにしようとか、そん…

円環と螺旋

思うに、日々進めているものが必要なのだ。別に誰に発表するでもなく、僕は文章を書いていたり、ゲームのルールや実装を考えていたりする。これは、本当に何でもないもので、ただ創っては壊すだけの児戯なのだけれど、それは日々にベクトルを与える。昨日よ…

それが加齢の証明でないことを望む

最近、妙に時間が流れる速度が速く感じる。平日なんかは、本当に何もしないままに一日が終わる。数年以上前からそうだと言えばそうなのだが、以前は何もしないままに終わってしまうという危機感を抱いて終わったという感じが、最近は危機感を抱く時間すらな…

物質的な循環は救いになるはずもない

物質は巡りゆくという。確かに、それは事実だ。しかし、何の慰めにもならない。なのに、なぜかそれを救いに思っている人間がいる。救いに思っている奴がいるなら、そいつのスマホを叩き壊してやればいい。そいつの言う通りなら、何も悲しむことはないはずだ…

アトランダムな死

遊園地で人が死ぬ夢を見た。よくわからないアトラクションで、明らかに危険だとわかるものを、なぜか皆平気な顔をして乗っていて、そこでふざけた少年が高所から落ち、死ぬというものだ。僕の中では割と類型的になっている夢の一つで、似たような夢を何度も…

悪いこと言わないから、人類はカードデザインを勉強しよう?

そういえば、少し前に首相がマスク2枚を配布することを宣言して、話題になっていた。僕が政府に求めているのは、ベーシックインカムぐらいなので、別にどうでもいいのだが、悪い意味で目立っていて、他のあらゆる対策を覆い隠しているように見えた。この時…

死の夢

悪夢のようなものを見にくい。おそらく、記憶しているものが違うのだろう。夢というのは、記憶を整理している際に発生する副産物のようなものなので、どのような日々を過ごしているかが如実に表れる。数年前、夢の要素を分解して、どのような記憶が反映され…

社会性の消耗

緊急事態宣言よりわずかに前から、在宅で勤務している。圧倒的に楽だと感じているが、それは仕事中に動画や音楽を再生できることでも、独り言を発せられることでも、好きな飲み物を選べることでもないような気がしていた。そして、今日、その答えに気付いた…

想像以上のものに触れたい

作品をわざわざ消化する以上は、想像以上のものに触れたいと思っている。 ルールを読んで、まあこれぐらいの面白さかなと想像して、ボードゲームをやる。あらすじをみて、まあこんな感じの筋立てかなと想像して小説を読む。予告を観て、まあこんな流れのプロ…

殺伐としていて、周りが敵だらけなのは結構好き

厳しいことを言っていたり、言われていたり、雰囲気が殺伐としていると、なんかつらいみたいな意見をネットですらよく見るのだけれど、なんか感受性高い人がいっぱいいるなぁと思ってしまう。 僕は現代のネット、未来で夢見たネットのようになっていると思う…

アナログゲームとデジタルゲームの境界

ボードゲーマーへの100の質問を読んでいたら(そもそも、100の質問という文化が古のネット文化になっている気がするけれど……)、スマートフォンなどを使用するゲームは、アナログゲームだと思いますか? という質問があった。なるほど、皆はデジタルか…

時と共に人類は進歩していって欲しくない?

テレワークに慣れてきた。3日目なのだが、恐ろしく手になじむ。動画を観ながら仕事をするのにも慣れ、問題なく過ごしていた。いたのに、来週の月曜日は出社だと言われ、理由を聞くと、打ち合わせだという。別に打ち合わせるような事項もないのに。僕は激怒…

差分のフォーカスが違う

こんな風に地味に世界がずれていくと、それを正しく認識している人とそうでない人がきっぱりと分かれていくのが面白いなと思った。それにしても、家族を持っていたりして、死を避けるべき人が、僕たちみたいな死んでも別にどうせ皆死ぬし、みたいな人よりも…

災厄だけが凡庸な生活を破壊するんだなって

お前もうしかしてまだ死なないとでも思ってるんじゃないかね? と文句を言っていたら、テレワークが実装されて、家から一歩も出ずに仕事ができるようになった。嬉しいような、泣きたいような、でもやっぱり、クソ楽でしたという話。 テレワークになったとは…

不要不急の外出

皆、そんなに外出たいの? これは僕が小学生の頃から思っていることなんだけれど、このコロナの件でしみじみと感じた。 僕は小学生の頃からこもり気味の人間であって、不要不急の外出をせず、学校の休み時間もなるべく教室の中にいるような子供であった。よ…