2023年の配信サービスで観た映画・アニメ・ドラマ

 時間がなくて、あまり観なくなってしまった……あまりにも観なかったのに値上げもあったので、ネトフリの解約をしてしまい、履歴が見られないから、ちょと曖昧……

 

ジャスティス・リーグザック・スナイダーカット

 これが面白いんですよ! 本当にびっくりした。基本的にディレクターズカットというものは蛇足だし、倍ぐらいの長さになっているから、冗長でつまらないんだろうな~と思っていた自分が甘かった。いや、ジョス・ウェドンの技量の低さを甘く見積もっていた。彼がカットしたシーンはすべてシーンを形づけれる上で重要なシーンであり、彼が追加したシーンはすべて蛇足だった。上映時間が倍になろうと、こちらの方が冗長ではなくなっている。本当に驚きだった。そもそも、上映版ではテーマに即していないと思われた話(要はスーパーマンがいればいいじゃん)に、しっかりと反論(?)している! そうじゃなくなっている! YOU CAN'T SAVE THE WORLD ALONEになってる! しかも、絵も映像もめちゃくちゃ良くなってる! と褒めるところしか見当たらない。実際、ザック・スナイダーが監督のままでも、流石に3時間ぐらいに削られたと思うけれど、でも、それがそのまま出てたら、ちゃんと盛り上がっただろうな、と思うほどの出来だった。ジョス・ウェドンが監督しなかったら、アベンジャーズ1・2ももっと面白かったんだろうな。二度とメガホンを取らないで欲しい。

 

ジョン・ウィック:パラベラム

 海外旅行などで忙しかった時期に公開されていたので、リアルタイムで観れなかったのだけれど、思ったよりも全然面白かった。やっぱり、アクションシーンに挑戦心があるのが良い(それしか言ってない)。クオリティと革新性だけが、技術を進歩させるので。「崩壊:スターレイル」のカフカのムービーでオマージュされていたりするので先に観れたのは良かったな。

 

・シークレット・インベンジョン

 ただでさえ、レベルの低いマーベル・ドラマシリーズの中でも一線を画すほどの出来。悪い意味で。テーマなどは嫌いではないので、「マーベルズ」よりはギリギリマシだが、しかし、すでに破綻している領域に入っている。人気キャラクターが退場し、何の思い入れも抱かないようなキャラクターが増えた。マジで何がしたかったんだ。「マーベルズ」との繋がりもなく、矛盾も生まれている。対消滅しないかな、本当に。

 

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/ホリデー・スペシャ

 ジェームズ・ガンに撮らせれば、これぐらい緩い話でも、これぐらい素晴らしい作品にすることができるんですよ。これ(とVol.3)を観終わった時に、どうして、他の監督はMCUでこれができないんだろう、と本気でパートナーと議論したぐらい、出来に差がある。短いながらも本編で目が向けられにくいキャラにフォーカスが合っていて、かなり良い出来。

 

・マンダロリアン シーズン3

 なかなか評価に困るシーズンになっている。と言うのも、「マンダロリアン」シリーズとして見ると、傍流の話であり、マンダロリアン(種族)編とでもいうべき外伝かつ長編のシーズンなのだが、マンダロリアン(種族)として見ると本筋の話というシーズンなのだ。マンダロリアン(種族)をメインで扱っている以上、やらねばならぬ内容だが、マンドー(ディン・ジャリン)とはあまり関係がない、という差がこのシーズンのちぐはぐさに繋がっている。あと、流石にサビーヌ・レンが出てくるべきだと思ったけれど、それは後でやるのかな? まあ、彼女が出てくると、マンドーがさらに傍流になっちゃうしね。

 

・テイルズ・オブ・ジェダイ

 これがめちゃくちゃ良かった。スター・ウォーズというのは、本編で触れられていない話が無限にあって、その間を補完するしかないことがないのだけれど、その中でも重要な話がかなり綺麗に映像化されている。これを見ると、隙間が上手く補完されて、本筋により、重きを置いて観れるだろう。ファン待望の作品、という感じだ。

 

・レゴスター・ウォーズ/ホリデースペシャル+サマーバケーション

 レゴ作品と侮るなかれ。よく出来ている。むしろ、シークエルで不足している部分を綺麗に補っており、シークエルのキャラクターたちが本編よりも魅力的に描かれている。というか、なんでこれを本編で出来なかったんですか? まあ、そもそもスター・ウォーズっていうのは、そういう作品だよ、と言われれば、まあそうですね、と返す他ないが。

 

・アソーカ

 念願の反乱者たちの(事実上の)続編。流石に感慨深かったけれど、その期待に完璧に応えられたかと言えば、そうではないかな。しかし、ミッドポイントのアレはめちゃくちゃ良かったし、ここ最近で言えば、「マンダロリアン」シーズン2のラストばりに感動した。サプライズではなかったんだけれど、細かい演出や殺陣による演技がめちゃくちゃ良かったんだよね。頑張ってくれ、フィローニ……

 

・ちいかわ

 国民的コンテンツと化した化け物。アニメの声優は最初、違和感があったが、最近のクオリティはかなり高い。ハチワレは声変わりしちゃうと思うんだけれど、どうなるんだろう。「アドベンチャータイム」みたいにそのままになるのかな? アニメ化されているのはまだまだ序盤の方なので、これから期待。

 

ウルトラマンブレーザー

 評判よりも1話で肩透かしを食らってしまって、それ以降も思っていた方向とは違う感じで行ってしまっている。とは言え、ミッドのテーマはめちゃくちゃ良くて、そこだけは本当に評価している。『俺が行く』というのが掛け声であり、テーゼでもあるのもかなり良い。よくわからないままに、ウルトラマンを救おうとした人間と、人間を救おうとしたウルトラマンが共闘している、というジンテーゼが熱い。「シン・ウルトラマン」よりもテーマだけ見れば、もっとウルトラマンしている。最終回はまだ見てないので、それに期待。

 

 

 全体的に全然観れてない……これは新居の建築(まだできていないけれど)のごたごたと、ウォーハンマーとかいう無限に時間を吸われる新しい趣味に出会ってしまったせい、というのが大きい。今後はちゃんとやっていきたい(毎年言ってる)。