2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

安定

僕は、子や自分の人生に安定を求める感覚が全く理解できない。どうして、そんなに不安定を怖れるのだろう。その意味を考えたことがあるのだろうか。 そもそも、完全に安定ということを考えれば、病院のベッドで昏睡していたり、終身刑が言い渡されていたり、…

根底

よく僕は、そもそも、と考えてしまう。 たとえば、子供を産むべきかと考えると、そもそも、繁殖とは、進化とは、生物とは、死とは、ということが気になってしまって、それを調べる。就職先を考えると、労働とは、人生とは、死とは、幸福とは、ということを調…

駄創作

物語になれなかった何かを書くことがあるのだが、見返すと、しっかりストーリー構成を練ったものよりも、その場のノリで適当に思い付いたものの方が文字数もあるし、面白かったりして、がっかりすることがある。 数年前からアイデアがあって、改良に改良に改…

「テラフォーミングマーズ」の感想

「テラフォーミングマーズ」をようやくプレイした。その感想を簡単にまとめたいと思う。総評としては、想像よりも面白かったが、しかし、違和感を抱くようなゲームでもあった。 まず、基本がカードプレイで、膨大なユニークカードに支えられたゲームであるこ…

休日

ちょっと計算してみた。 例えば、週5働2休の仕事に就くとする。有休や長期休暇があるとすると、年に働くのは240日程度だろう。簡単のために、年125日の休日とする。これは一般的には恵まれた数字と捉えられるのだろう。この場合、僕たちの定年はきっ…

思考未満未満

自主性が強いと言えば聞こえはいいが、率直に言えば、我が儘だというだけだ。昔から、気にくわないことからは逃げ続けてきた人生だった。正面から逃げ切れば、それも道になったことだろう。反抗すれば、そういう意気もついただろう。しかし、僕がやってきた…

物語の複雑性

「十三機兵防衛圏」をクリアした。このゲームはネタバレ抜きでこそ、本当に楽しめるタイプのゲームだと思うので、感想は書かないが、これをプレイしていて、今まで考えていた持論を思い出したので、それを書こうと思った。それは、物語は複雑であればあるほ…

悪夢

夢を見る。しかし、昔からほとんど悪夢は見ない。むしろ、多幸感に包まれるような夢ばかりだ。厳密に言えば、腹を抱えたくなるほど笑い出したくなる気分で起きることが多いとでも言おうか。こうなると、現実に生きることが嫌になってくる。 ここで言う面白さ…

生活スタイル

地味にいろいろな生活スタイルを経験している。 共働きの時期。基本的に収入が倍ぐらいなのだから、金は余る。しかし、時間が輪に掛けてない。仕事をしながら、その残りで家事をしなくてはいけないので当然だ。平日は本当に何もせずに終わってしまうし、休日…

購入は経験を伴う

ものを買うという経験は、その実、ものの量や質に比例しない幸福度をもたらすと考えている節がある。 例えば、無限の金があったとする。欲しいと思ったものは何でも手当たり次第に買える。でも、そうなったら、買うことを面白いとは思えなくなってくると思う…

理想的な一日について(2)

以前、理想的な一日を思い描いた時、何も思いつかなかった。この時は、論理的に正しいというような、演繹的な方法で理想の一日を想像しようとしていた。しかし、この時から、常々、今日という日はどこまで理想的かを考えるようになった。 平日は必ず、理想的…

仕事と報酬

僕は、仕事をしてまで生きていたくないと思ってしまう。いや、厳密に言えば、生きてさえいればいいと思う。牢獄に入っていても、本は読めるわけだし、最悪でも、この思考がはっきりとしていて、本が読めればよい。僕にとって、これは最低限の生活であり、つ…

根本的な解決が得られないとわかっているならば

ただ死が怖いのならば、それを忘れられる時間をなるべく少なくするように生きればいいのではないかと思った。一応、未だに色々と調べてはいる。きっと、その恐怖がなくなるまで、学ぶことや考えることを止めはしないだろう。しかし、そうではない時。死から…

「アルティプラーノ」のプレイ感想

「アルティプラーノ」というゲームがある。BGGでもそれなりに評価されているのだけれど、どちらかと言うと影の薄いゲームとなっていて、同じデザイナーの前作である「オルレアン」の完全日本語版はプレミアがついて久しいのに、こっちの方はむしろ、在庫がだ…

伝奇ものに関して

僕はあまり伝奇もの、特に伝奇バトルがあまり好きではない。所謂、一時期流行ったラノベやFateとかそういう奴だ。その理由を考えて見た。 きっと、どちらも想像上のものであるのが好きではないのだろう。どっちが勝つのかは本質的に作者に委ねられていると思…

意識の焦点

認識のフォーカスと呼べるものが存在していると思う。 最も、この現代社会を上手く生きられるのは、少し未来か、もう少し先の未来を見ている人々だろう。彼らは、自分の将来や子孫の生活と言ったところにフォーカスして生きていくことが出来る。彼らにとって…

自動的なんだよ

そもそも自由意志とは、選択とは何を指すのだろうか。 有名な実験がある。腕を動かす時の脳や神経の電位を調べた結果、以下のようなことが、この時系列で発生していることがわかったのだ。 1.腕を動かすという命令が走る。 2.腕を動かそうと認識する。 …

価値観

「スター・ウォーズ」の展示会に行ってきた。各種の貴重な資料と共に、自分の出自や性格を選んでいくことで、最終的にはスター・ウォーズ世界における自分を創り出すことが出来るという特別展示だった。 その時、最後の方の選択に、価値観という項目があった…

ないものねだり

創作とは、物語を創るとは、面白くするとは、端的に言ってしまえば、時間軸を動かすことであると思う。バラバラにする、ループさせる、戻させる、遅らせる、平行に走らせる、或いは単にカットする。組み合わせも考えれば、バリエーションは無数にあって、未…

「マンダロリアン」の全編における感想

「マンダロリアン」のシーズン1を全部観たので、感想をまとめようと思う。 ネタバレは明示的に書いていないが、特に伏せているわけでもないので、注意して欲しい。 ・1話 かなり理想的な1話だと思う。主人公である『マンド』の性格や能力、立場というもの…

「MUSICUS!」の問いに関する感想

「MUSICUS!」の内容について。 僕は、「MUSICUS!」の根幹における音楽に対する問いには二つの側面があると思っていて。つまり、花井是清の答えと、対馬馨の答えがあり、この作品において馨は両者を追い求めているのだと思っている。 花井是清の答えを見つけ…

自己救済

親切な時とそうでない時の差が激しいと言われる。確かにそんな気がしたので、どうしてか考えて見た。すると、簡単に答えがわかった。僕は目の前の人ではなく、過去の自分を救っているのだ。 例えば、昔、海外で困っていたり、困っていた時に助けられた経験が…

快楽

この世界で生きていることのどこが楽しいって言うんだ。 食べ物が美味しいと何がいいんだ。どんなに金をかけた高級料理でも、いや、僕自身はお金を出してないけど、奢られて食べたけれど、正直言って、コンビニで買う、からあげの方が美味しいし、何なら、一…

どうせ死ぬ

自由選択が出来ないのであれば、意味がない。それは収容されているのと変わらない。しかし、どうすればいいのだろう。働きたくない、なんて。なにもかも自由に生きていたい、なんて。 例えば、実家に帰ってしまって、自室に引きこもればいいのだろうか。仮に…

信者の妄言

まず、瀬戸口作品に関して言いたいことがあるのだが、最も大きな部分は、彼の作品は物語というより、文学というか、芸術というか、ドキュメンタリーというか、そういうものである。少なくとも、僕の感想としては。だから、エンターテイメントと捉えると、明…

「MUSICUS!」の雑感の草稿

・概要 一応、後でちゃんと精読するつもりなので、という予防線を張っておく。あと、これは本当の話なのですが、澄ルート(初回プレイ)をやっている途中から気持ち悪くなっていき、精神的な理由かと無視していたら、普通に熱が出ていて、これを書いている今…

問題となるのは感情だ

妻はよく、理想と違いすぎる自分の現実に打ちのめされて、動けなくなる時がある。僕からしてみれば、それはあまりにも意味のないことで。つまり、自分は多要因からこのような状態になっているので、そこに文句を言っても仕方がないと思うのだが、でも、どう…

無矛盾

ああ、わかったよ。そういうことなんだな。つまりね、僕は何らの理屈を付けて、今、あるいは人生でやるべきことっていうのを導き出そうとしている。それをやりたいって気持ちすら、理屈付けのために要求されたものでしかない。どうしてそんなことをしようと…

人生の理屈付け

どうにもきっちりとした理屈を立てることが出来ていない。 基本的に、理屈で考えれば、今、本当に楽しいということだけが出来ていればいい。今、というところにはあまり問題はない。それは過去に囚われず、未来を憂い無ければいいのだから。しかし、問題は本…

なににどれだけの価値があると思うのか

あるボードゲームデザイナーさんが、今の仕事を辞めてデザイナー専業になる理由として、自分の1年を例えば1000万円で買えるのならば、安いのではないかと言って辞めたと言っていた。その通りだと思う。 若い頃の自分の時間は、本当に貴重なもので、後々…