2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

死を知覚できない人たち

これだけコロナコロナ言われているのに、会社に出勤するなんてことをしているから、びっくりしている。 いや、別に僕はいい(働くこと自体に対してはよくないというか、嫌な)んだけれど、まあ、コロナでは死なないというか、それ以上に通勤電車に飛び降りる…

主観世界と客観世界の断絶

二つの事実が存在する。 例えば、僕はよく幻聴で踏切の音を聞く。なんともない日常では、唐突にそれが聞こえてきても幻聴だと断言できるのだけれど、最寄り駅に向かっている時とか、しかも、それがここで踏切の音が聞こえたら走らないと間に合わないような場…

敵と口喧嘩する時に気を付けていることがある。それは棘を残すということだ。 棘というのは、懸念や疑心というべきものかもしれない。つまり、『皆、こう思っているらしいですけれど、誰も言わないので、僕が言いますが』と枕詞を置いて文句を言うような行為…

デッキを構築する意味

デッキ構築という仕組みが分離されるようになってきたと感じている。「ドミニオン」によって、デッキ構築自体がゲームになると判明してからというものの、他のTCG系のボードゲームに関しては、デッキ構築が分離されるようになった。「Smash Up!」において…

昼寝

昼休みはいつも昼寝をしている。暇で不自由な時間は、思考をするかゲームをするか本を読むか寝るか、だ。しかし、昼休みは寝ることが多い。それは気分をリセットできるからだ。僕はどうにも寝ると機嫌と記憶がある程度リセットされるらしく、どんなに憂鬱で…

正しさ

完全に陰鬱な状態になり、気力が喪失していたが、少しだけ戻ってきた。理由はない。きっと、睡眠に飽きてきたとか、栄養状態が良くなったとか、腸内環境とかそんなところだろう。僕という現象はそんな些細な物理的要因に左右される。いちいち気にかけていて…

逃避

ひたすらに毎日を乗り越えるが億劫で、ただ寝ている。眠くないのに寝ていると夢を見る。夢は面白い。なぜか、そう感じることがとても多い。感情が真に迫っているように感じるのだ。陰鬱な状態の場合、本を読んでもゲームをしても映画を観ても、感情は動かな…

「遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSOINS」の感想

久しぶりに観るのやめようかと思ったぐらいつまらなかった。まあ、基本的には映画というか物語の体をなしてない。ファンムービーみたいなもの。社長がトニー・スタークみたいになっているのを面白く観るような。 思ったのだけれど、そもそもTCGを面白く描…

「Spirit Island」の感想

カードの文章差し替えや、日本語ボードの作成などを乗り越え、ようやくプレイ。まだソロプレイしかしていないものの、なんとなくわかってきたので感想をまとめたいと思った。 まず、テーマが面白い。協力型であり、敵から己を守る「パンデミック」型なのだが…

「The Castles of Burgundy」の感想

傑作と名高いダイスゲームだが、評判に負けない面白さだった。 基本的には振ったダイスの出目に従って、タイルを自分のボードに置くということを繰り返す。これにより、得点が手に入り、その点が高い人が勝ちだ。その中で、ある領域を早く埋めるだとか、同じ…

「バーズ・オブ・プレイ」の感想

まあ、要素要素はよく出来ているんですよね。部分部分で問題点はあるのだけれど、全体的な構成には問題ないと思うし。でも、どうにも乗り切れなかった。理由は以下のようなものがあると思う。 一つは、ハーレクインやブラックマスクの動機が弱いこと。両者と…

本末転倒

本末転倒なことをしている気がしてならない。楽に生きるために、その金銭を得るために働いているのに、そのせいで虚無感を抱えてしまうから、その解消というように好きなものを買ってしまう。結局、それは本当に必要な出費だったのだろうか。そもそも、働い…

自然科学派物語学好き、曰く

この間、僕が批評とか感想とか好きなのに、いまいちピンとこないというか、気持ち悪さを抱く批評があって、それは、物語の発展を人文科学としてみているのだな、と気付いた。一方、僕はそれを自然科学のように見ている。 例えば、彼ら、物語人文学者たちは、…

終わり

新型コロナウイルスで一番驚いたのは、皆が元に戻って欲しいとかほざいていることだ。これは震災の時にも思ったが。しかし、震災は数万という人が死に、物理的になくなったものが多いのだから、そう思う人がいてもおかしくないと思うが、コロナウイルスはほ…

感想の感想

petronius.hatenablog.com 上記の感想の感想。 瀬戸口廉也評としては、かなり一致していた。彼の作品を追っている人ならば、わかると思うのだけれど、彼は延々と人類は皆死に、世界に価値はないが、美しく感じる瞬間があるということを訴えている。それしか…

RPGの敵に関して

RPGのデザインというのは難しいと思っている。なぜかというと、最終的な指標がダメージ量だけに換算しやすいからだ。 もちろん、状態異常なんかがあるゲームも多いのだけれど、この扱いはそもそも難しい。即死のように強すぎるものは、ほとんどの敵が態勢…

「Aeon's End」のソロプレイ

なんかもういいかなと思ったので、売る前に一通り楽しもうと思って、「Aeon's End」の全敵とソロプレイを行った。難易度減少ルールを全て使ったおかげで、余裕でクリアできてよかった。普通に面白く、不要なダウンタイムが発生しない分、ソロの方が楽しいま…

ドラフトの考察

ドラフトというメカニズムを僕は好んでいる。一方で、MTGにおけるドラフトの面白さのようなものを、一般的な多くのアナログゲームは再現できておらず、それよりもつまらないものになっているという感想を抱く。ドラフトはシンプルなメカニズムだが、ゲー…

中古品に抵抗がない

なんだかんだで中古で売るのが楽になってきた。僕はそもそも、ものを買う時はその情報を買っているという認識なので、あまりもの本体には執着がない。本とか漫画もそうだし、ゲームなんかはより顕著だ。何度も繰り返し遊びたいゲームなど限られているので、…

凡庸なものは全て嫌いだ

なぜ平日が大嫌いなのかということを考えた。そして、すぐにわかった。僕は余計なものがとても嫌いなのだ。長編より短編が好きな理由もそれである。理由のないエピソードが存在していると、それだけでその物語の評価が下がる。3巻、いらなかったよね、と思…

好きなゲームの傾向

妻に、僕はいろんなゲームがやりたいタイプの人間であって、一つのゲームを極めようとしないよね、と言われた。確かにその通りだ。僕は探検家タイプのゲーマーであって、新しい要素に挑戦することを好む。全ての要素を理解してしまった後に、それを攻略した…

「パンデミック:クトゥルフの呼び声」の感想

基本的にはクトゥルフのパンデミック版という印象。基本が面白いので、普通に面白い。違いとしては、以下の点が挙げられる。 まずは、キャラクターの差異が大きくなっている。能力は本家と同じものが多いのだが、正気状態の他に狂気状態というものがあって、…

創作物はエンターテイメント学における実験であり、論文である

昔から、新規性のない創作物が嫌いだった。既存のものの組み合わせであったり、偉大な作品から引き継ぐ要素があるのは仕方がない。しかし、コアとなるものが、他の何かそのもので、フレーバーだけ変えたようなものが嫌いなのだ。どうしてかということを考え…

社会人の才能

最近、ゲームデザイナーのインタビューをよく読んでいる。いや、最近というか、人生における習慣のようなものであるのだが、特に、よく読むという感じだ。そして、何回目かの、ほぼ日の岩田元社長のインタビューを読んだ。その時に、以前よりもしっくりくる…

共感性の欠如の欠如

いっそのこと、サイコパスならよかったと思うことがある。 一般社会はあくまで個々のプレイヤーが共存しているだけなので、たびたびそれぞれの利害が相反することがある。相手の好意を袖にしたり、善意を断ったりする必要が生まれることがあるのだ。生死にか…

選択肢

ボードゲームの選択肢は適切な量が必要とされているように思える。 いわゆる傑作と言われている作品は、たいていの場合、3~8個程度の選択肢が毎ターン用意されている。これは意図的なものだと思われてる。 仮に1~2個しか選択肢がない場合、それはプレ…

インタビューが好きだ

インタビューやデザイナーズノートが好きだ。数時間も読んでいることもある。これには主に二つの理由がある。 一つは、何かが作られたその過程や、個々の設計における思想が知りたいからだ。やはり、僕は理屈付けというのに魅力を感じているようで、それが直…

「Aeon's End」の感想

二人で二度プレイしたので、感想。一度目はクリアしたと思ったのだが、ルールが間違っていたことがわかった。本来なら、中盤当たりで負けていたことになる。二度目はギリギリクリア。しかし、これで一番弱い敵だというのだから…… これは協力型のデッキ構築ゲ…

根幹

僕は物心ついた時から、RPGが好きだった。好きというものの根底に、RPGに対する思いがある。どうしてそれが好きだったかというと、二つの理由からだ。 一つは、シナリオだ。その世界を舞台にした、時々ゲームシステムまでを利用した素晴らしいシナリオ…

この世界は素晴らしく、戦う価値がある。後者には賛成だ。

続きで考えてみたのだけれど、やはり、表層的には2点が社会で生きていくにあたる僕の問題点となっている。 1つは、一般的な仕事に苦痛を感じすぎていること。それも、一般的な理由ではなくて、僕自身の価値観によるものが大きいこと。だから、客観的に楽だ…