ボードゲーム

「チョコレート・ファクトリー」の感想

かわいい見た目に反して、リソースがカツカツで思ったよりも楽しい気持ちになれないゲームであった。 ベルトコンベアに機械をくっつけていき、それを動かしてカカオを加工してチョコにする。それを聞くと、エンジンビルドのように思えるが、機械を動かすため…

「グルームヘイヴン」の感想

「グルームヘイヴン」という超重量級のボードゲームをプレイした。部分的にルールは省略したが、コアの部分は楽しむことができた。 結論から言うと、TRPGの戦闘部分だけをボードゲームにしたという印象。それなりに面白くはあるのだが、やはり、色々とコスパ…

「パンデミック:イベリア」の感想

「パンデミック」の独立拡張、「パンデミック:イベリア」をプレイした。 簡単に言うと、とても厳しい環境の「パンデミック」という感じだ。治療薬という概念がなく、病原菌の発見でしかないため、発見しても病原菌コマは一つずつしか除去できないし、衛生兵…

「ヌースフィヨルド」の感想

シンプルなワーカープレイスメントで、全体的に渋いという言葉が似あう。 そもそも、テーマが北欧で漁業という時点で渋い。また、ワーカーの増えないワーカープレイスメントなので、手番がきつい。しかも、資源の種類が少なく、プレイヤーごとの戦略のすみ分…

「クーパー・アイランド」の感想

「クーパー・アイランド」をプレイしたので、その感想を。 まず、手番があほみたいに足りないワーカープレイスメントだ。ワーカーが増えにくいのに、やることはいっぱいあって、常にリソースもワーカーも足りない。結果として、手番が重いこと重いこと。で、…

「オーディンの祝祭」の感想

ようやく手に入れたので、感想を。 まず、パズルという要素が良い。簡単に価値を把握できない。もちろん、基本的にはタイルの大きさがそのまま点数に直結するのだが、組み合わせの問題があるので、そのまま素直に受け取ることができない複雑さがある。 また…

「厄介なゲストたち」の感想

アリバイや凶器、動機に関するカードがあり、それを確認しながら、犯人を当てるというゲームだ。 昔からよくあるタイプのこれは、犯人、動機、凶器などのデッキから、1枚カードを抜き、そのカードを当てるというものが多い。これらは、結局のところ、ジジ抜…

「ニューヨークズー」の感想

パズルゲームと動物繁殖を組み合わせた、全く新しいゲーム……ってウヴェの好きなものを混ぜただけじゃん! ってなってしまうゲームなのだが、これがどうして面白かった。 まず、動物繁殖というルールは、ボードゲームにかなり向いている。自然界の法則なので…

レガシーゲーム

最近、ボードゲームの1ジャンルであるレガシーゲームに興味が出てきている。これは、シールを貼ったり、カードを破ったり、ペンで書き込みをしたり、という一回性の強いアクションを繰り返すようなゲームのことを指し、一回切りのプレイしかできないものだ…

「ガンナガン」の感想

国産TCG風ボードゲームの「ガンナガン」をプレイしてみた。色々と問題がある気がしたので、まとめたい。 まず、いい点から。ラノベ風と言えばいいのだろうか、そういう雰囲気でアートワークは良い。また、銃を打ち合うという世界に合わせた設定にはなってい…

「テケン」の感想

予想以上に良く出来ていたゲームで、割とハマっている。 まず、ダイスドラフトなのだが、ダイスのピックに複数の意味があるのが良い。良いダイスと悪いダイスが割り振られ、そのバランスによって次の手番順が決まるようになっているのだ。これは面白く感じる…

作っていたゲーム

あるゲームを考えていた。現在は保留にしている。 発想の元としては、MTGのブースターブリッツを行った時のことだ。これは、MTGのブースターを1つ開封して、3枚4つのデッキに分け、それぞれで対戦するというルールである。これはある程度面白いと思ったが…

「タルギ」の感想

変形のワーカープレイスメントと、ビルディングの要素を掛け合わせたシンプルながらに面白いゲームだ。 中身としては、何らかの資源を得て、その資源を使って勝利点や特殊能力が付いたカードを買う、という単純なビルディングゲームであり、例外も少ない。 …

重量差によるボードゲームのひな型

ボードゲームにおいて、入力と中身のメカニクスに関して考える。 軽量級ゲームは、入力はインタラクションがメインになっていることが多い。あるいは、パズルそのものだ。短い時間に多くの人が楽しめ、ルールがシンプルとなると、必然的にそうなってしまうの…

ボードゲームの勝利点

ボードゲームの勝利点に関して考えてみた。勝利点とは、そのゲームをどれだけ上手くこなしたかの点数化だ。大きく分けて、アワードとミッションがあると考えた。 アワードは順位付けである。他者と比べてどれだけ優れているのかの相対的な評価となる。戦闘の…

「西フランク王国の建築家」の感想

ワーカープレイスメントのゲームなのだが、少し変わったシステムを導入している。 まず、手番ごとに1ワーカーを置いていくのは普通なのだが、プレイスに占有がない。誰かが置いていようが、自分が置いていようが、そのプレイスに置くことができる。むしろ、…

「パッチワーク」の感想

ウヴェ・ローゼンベルクがデザインしたボードゲーム「パッチワーク」の感想をメモがてらにまとめたい。 これはかなりシンプルなゲームで、2人用ということもあり、「ボーナンザ」よりも軽いゲームだった。 手番では、タイルを3択から選ぶか、パスをしてそ…

ボードゲームに助けられっぱなし

義妹カップルとボードゲームカフェに行ってきた。ボードゲームというよりは、パーティゲーム中心だったので、いつもとはちょっと様子が違ったのだけれど、まあ、楽しいことには楽しい。ちゃんと面白いゲームを選んで遊んでいるというのもあるが。 それで思っ…

ボードゲームの分析に近い感想

最近、ボードゲームの分析記事を上げている。元々、そういうことを定期的にしたいという欲求はあったものの、衝動的に始めてしまった割に好評だ。 どうしてなのだろうと考えて気付いたのだが、意外にそういう記事がなかったのではないかという結論にたどり着…

「ファラオン」の感想のまとめ

note.com 「ファラオン」の感想のまとめです。文章が下手なので、どうしても長くなってしまいがちで困っている。

「グランドオーストリアホテル」のまとめ

note.com ボードゲーム、「グランドオーストリアホテル」の詳細なまとめです。

「ファラオン」の感想

エジプトテーマのアナログゲーム。5アクションの中からワーカープレイスメント的(消費するのはワーカーでなくリソースだが、枠の制限がある)にやりたいアクションを選ぶ。全5ラウンドで終わり、というシンプルなゲーム。基本的に各要素は他のゲームなど…

「イーオンズ・エンド」の感想まとめ

note.com 「イーオンズ・エンド」というボードゲームの感想です。あちらに書きました。

「アマルフィ」の感想

やっぱり、ボードゲーム関連の、しかも、ちゃんとした感想は分けた方がいいだろうなと思って、別の場所に感想を上げた。 note.com ボードゲームに興味ある方はご一読いただければ幸いです。

「アンドールの伝説」の伝説1~2の感想

イージーモードではあるが、「アンドールの伝説」の伝説1と2をクリアしたので、現時点での感想をまとめたいと思った。 まず、このゲームは協力型ファンタジーボードゲームの傑作として名高く、当然、僕もさほどボードゲームに詳しくない頃から知っていた。…

ボードゲームのアクションとリソースについて考えたかった

ボードゲームのアクションの構造を解析したい。 ここでのアクションとは、プレイヤーの選択によって、リソースを生産したり、変換したりするものと定義する。ここでいうリソースとは、かなり広義のものを指している。 では、リソースとは何か。それを分類し…

「西フランク王国の聖騎士」の感想

「西フランク王国の聖騎士」をプレイした。かなり面白かったので、感想を。 まず、このゲームは独特のワーカープレイスメントをやる。ワーカープレイスメントなのだが、肝心のプレイスがほとんどプレイヤー固有である。つまり、本来のワーカープレイスメント…

デッキ構築に関する考え

デッキ構築のゲーム、つまり「ドミニオン」みたいなゲームなのだけれど、個人的には選択の余地があまりない、プレイ感が薄弱だと以前から感じていた。その理由を考えてみる。 デッキから手札を一定枚数引くというのは、言ってみればランダマイザを使用してい…

「ブラス:バーミンガム」の感想

いわゆる白ブラス、「ブラス:バーミンガム」をプレイした。旧「ブラス」やそのリメイクである「ブラス:ランカシャー」はまだプレイしていないせいかもしれないが、ここ最近でかなり面白く感じた。翌日に再プレイしたほどだ。ここまで面白いと思うことは珍…

「カヴェルナ拡張 忘れられた部族」の感想

「カヴェルナ」はセットアップにランダム性が乏しい。こういったゲームは序盤のバリエーションが固定されるという欠点がある。そのため、この拡張では、各プレイヤーが特殊能力を持ってゲームを始める。それぞれがメリットとデメリットを併せ持つ形の特殊能…