シンプルなワーカープレイスメントで、全体的に渋いという言葉が似あう。
そもそも、テーマが北欧で漁業という時点で渋い。また、ワーカーの増えないワーカープレイスメントなので、手番がきつい。しかも、資源の種類が少なく、プレイヤーごとの戦略のすみ分けなどもないから、最後まで普通にワカプレの厳しさがある。
けれど、苦しくはならないように工夫がされている。支払いのようなものもないし、取り返しのつかなくなる要素もない。
最終的に点数になるものも少ないから、点数の絶対値も低く、その差も小さい。
派手な動きはないが、しっくりと、何度も遊べるゲームになっている。ウヴェ・ローゼンベルクのデザイン力を感じるゲームだ。