2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ボードゲームの大枠

いわゆる重ゲーのボードゲームっていくつかのタイプに分かれているように感じている。 一つは、バランスよく成長させるタイプ。「スルー・ジ・エイジズ」に「アグリコラ」などのもので、ある程度幅はあるものの、最終的な得点の取り方が同じだったり、ボトル…

思考停止

なんというか、単純に皆、思考を停止して生きているのだろう。そうでないと生きていけないというのはわかる。社会は僕たちに思考停止を促す。でも、流石にコロナウイルスが26度で死滅したり、EM菌が万能の効果を持っていたり、マスクが増産されるからト…

現代社会の9割の人は病院行った方がいいよ、真面目に

無性に憂鬱になってしまった。こんなくだらないことを何度続けるつもりなのだろうと思ってしまった時に。そして、なにより恐ろしかったのは、そんな、くだらない人生みたいな単語で検索すると引っかかってくるメッセージたちで。彼らは輪廻転生や天国地獄を…

何になりたいかより、何がしたいかで自分を語れよ

底辺声優を辞めましたみたいな記事を読んだ。皆が言うように、茨の道だからと言って声優を辞めたのに、もっと狭き門である教授を目指すオチになっていたのは確かに面白かったが、それ以上に、彼女が声優になりたがっていたことに興味が惹かれた。 そう、声優…

自作のTCG系アナログゲーム

自分でデザインしたTCG系アナログゲームのテストプレイを妻にしてもらった。とても雑な手書きのコンポーネントで試してみたのだが、普通にゲームとして成立するとわかったので、良かった。要素で言えば、MTGのブースターブリッツとプレインチェイス、…

「1917」の感想

「1917」を観てきたので、ネタバレありの感想。正直、アカデミーが戦争ものに飽き飽きしてきたとか、「パラサイト」が非ハリウッドの映画であるとか、そういう政治抜きに(その政治こそがアカデミー賞なので、政治抜きとは片腹痛いのだが)選んだら、作…

ボドゲのことだけを考えたら生きていけるようになりたい

実は成立するのではないかと思っている仕事がある。それは、ボードゲームプレイヤー派遣だ。 これは、あまりにもシンプルなのだが、一緒に向こうが指定したボードゲームをやることに対価を要求するという仕事だ。もちろん、一般的な便利屋派遣なんかよりも極…

虚無

時々、世界には何もないと知ってしまった時点で詰みではないかと思う時がある。 自分が、とか、環境が、とか、そういうことではないのだ。そもそも、この世界はただの物理現象に従っただけの結果であり、それを変化させることができない以上、僕たちが考えた…

人生は呪いによって形付けられる

いつだって、やりたいことよりもやりたくないことが優先される。人生は、祝福よりも呪いによって、形づけられる。過去の僕が残したのは、今から未来までを縛ってしまう呪いばかりで。今の僕もまた、蓄積を残しているというよりは、負債を増やしているばかり…

大脳新皮質は余計なことばかりする

自然に行えたことも、意識してしまうと不格好な動きしかできなくなってしまう。そんな傾向がある。 ある時、歩くという行為は、非常に複雑なことをしていると気付いた。音を立てないように歩いたり、あるいは逆にしたり。重心を意識したり、歩幅を意識したり…

学生気分、夢見心地

未だに夢の中では、僕は学生だ。高校生であることは少なくなったが、そうでなくとも大学生であることがほとんどだ。社会人であった夢が、一生のうちに2回しかない。もう大学生でいた時間よりも長くなっているというのに。おかげで、会社の人も夢に出てこな…

名作は名作たり得るがゆえに名作なのだ

あまり作品の発掘は行わない。積極的にいろんな作品に触れていったり、知名度が低い作品を探っていったり、ということはせず、評判が良い新作や、名作・傑作と名高い作品に触れていくことが多い。 その理由の一つは、自力のある作品ならば、ほとんど人気が出…

「ワイナリーの四季」の感想

ようやくプレイできて、気に入って買ってしまったので、その感想を。すでに4回ぐらいプレイしている。 まず、シンプルなワーカープレイスメントなのが良い。ワーカーの維持コストはなく、妙な制限もなく、単純に増やすアクションに対するコストだけがある。…

「テラフォーミングマーズ」の問題点について

ずっともにょもにょしていたゲームである「テラフォーミングマーズ」の3回プレイして、ようやくその原因がわかってきたので、メモっておきたいと思う。 まず、細かい計算があり過ぎて、脳が無駄に疲れる。カードのコストが1~36程度であり、そこにカード…

カード獲得手法の違いにおける考察

最近、いくつかのゲームをやっていてわかったことがある。例えば、「Slay the Spire」をやった。確かに面白い。面白いのだが、どうにもはまり切れない感覚があった。それに気付いた時、この感覚は「テラフォーミングマーズ」や「レス・アルカナ」、「レース…

哲学は神と共に死んだ。科学の名の元に。

妻といろいろ議論し、検討した結果、哲学というものに本当に意味はないということが明らかになった。これは、別に世間で言われているような社会に貢献できないような無価値な学問、という意味ではなくて、単純に意味がないということだ。 つまりね、この世界…

「パラサイト 半地下の家族」の感想

観てきました。アカデミー賞発表の次の日だったので、案の定の満席でしたが…… ほんのりネタバレあり。気を付けて。 複雑性が大事だと思った。たとえば、ミッドポイントの宴会をしている時、絶対にこのままであることはなくて、でも、簡単に考えればホストの…

取り越し苦労

昔から、あり得ないほど低い確率を意識してしまう傾向にある。 たとえば、交通事故や飛行機事故。これだけ車で運転していても、どこかへ行く時や帰りに誰かを轢いてしまったり、トラックに突っ込まれたりすると思っているところがあるし、飛行機が離陸や着陸…

矜持

誇りに思うという感覚が、昔からピンとこない。僕自身、誇りに思うことがないように思えるし、得意なこととか、好きなこととかはあるけれど、誇りに思っているわけではない。 その中でも一番良く分からないのが、集団として、誇りに思うという感覚だ。つまり…

「センチュリー:ゴーレム」の感想

思った以上に楽しかったので、簡単な感想。 これはかなりシンプルなゲームで自分の手番で資源を獲得するか、アップグレードしていき、指定された等級と数の資源を持っていれば得点を獲得できるという構造になっている。これは、あらゆるボードゲームの骨子と…

「オルレアン」の感想

2回だけだけれど、「オルレアン」を2人対戦で遊んだので、その感想をまとめてみる。多くは「アルティプラーノ」との比較になると思う。 まず、大きく「アルティプラーノ」と違うのは、チップ自体に得点がなく、最終的には共通ボードの争いとなることだ。僕…

聞き取り

昔から、人の話を訊くのは苦手だし、声を声と認識するのも苦手だし、あまり人と関わりたくない人間ではあったのだけれど、どうしてか人の言わんとしていることを理解するのは得意だった。 良くいるじゃないですか、なぜか説明の要領が悪い人。なにを言ってい…

歪みの世界

見えているものは、感じているものは、この世界のものではない。現実ではないのだ。僕たちは自然とこの世界を見たまま、感じたままのものだと感じているけれど、これは、感覚器官から得られる数多の情報から脳内で再現しただけのものだ。色というものや、手…

老い

なんだかんだで、皆、自身の老いに気付かないふりをしている。 僕の職場には、おそらく70歳ほどの社長がいて、一応、彼が最終的な決断を下している。研究者でもあるので、確かにその知識や頭のキレは良いのだが、外野の僕から見ても、ここ1年はかなり老化…

宗教

イエール大学か何かの死についての講義をまとめましたみたいな本がそれなりにヒットしていた。まあ、一応読むかと思って読んだのだけれど、これは本当に馬鹿らしい出来だった。 西洋的に言えば、天国や神なんていないと認め、魂と肉体とする二元論ではなく、…

思想未満

自分の相棒のような人を見つけられた人を昔から羨んでいたことを思い出した。いるじゃないですか、奈須きのこにとっての武内崇とか、川上稔にとってのさとやすとか。なぜ欲しがるかといえば、物心ついた時から、他者との断絶を感じてしまうからなんだと思う…

鏡の世界にも僕しかいない

僕は僕でしかないというのは、ただの事実である。だから、この人生は僕にとってだけ、唯一性があり、貴重なものだ。現代社会はそれを一と数えることで成立しているが、僕だけはそれに反抗していかなければならない。事実とは異なるから。 その主張は、人生は…

何者でもない自分

最近、妻が自分には何もないみたいなことを言いだした。確かにそうだし、気持ちはわかるんだけれど、でも、それはどうしようもなくないか、とも思う。 そもそも、何か持っているってなんのことだかわからないし、そういう人だって、何か悩みを抱えているもの…

今日、電車に乗っていたら、とても気を惹かれる人がいた。普段、そういうことは滅多になくて、きっと、よくラノベとかである十人中九人が振り向くみたいな美人がいても、そもそも視界に入っていないから、振り向かない一人ではあるのだけれど。でも、妙に気…