中古品に抵抗がない

 なんだかんだで中古で売るのが楽になってきた。僕はそもそも、ものを買う時はその情報を買っているという認識なので、あまりもの本体には執着がない。本とか漫画もそうだし、ゲームなんかはより顕著だ。何度も繰り返し遊びたいゲームなど限られているので、クリアするとすぐに売りに出してしまう。最悪、次に遊びたくなったら、また買い直せばいいのだ。保管しているコストや、価値の減少を考えれば、その方がコスパが良くなる。

 特に時間で価値が落ちないものなんかは、かなり効率が良いように思える。ボードゲームなんか、定価ぐらいで売れる製品も多い。というか、もう数点定価以上の値段で売れることができてしまった。きっと、ボードゲームは再販が少ないためプレミアがつきやすく、もともと皆が手を触れるもので、コレクションするものでもないから、中古に対する抵抗感が少ない場合が多いのだろう。プレミアでないとしても、例えば定価より例えば500円安く売れたとする。売却価格の1割は手数料で、700円ほどは送料で食われてしまうだろう。でも、逆に言えば、それだけだ。2000円弱で多くのボードゲームを一度手元に置き、何度かプレイすることができてしまう。

 おそらく、最も効率が良いのは、数人からなるグループを作り、フライデーナイトマジックのように週1~2程度で定期的に集まり、それぞれが月2~3個ほどゲームを買い、皆が飽きたら売るというのを繰り返すことだろう。そうすれば、月に5000円程度でかなり多くのゲームをかなり長い時間で遊べる。そんな習慣ができてしまえば、大して金を稼がなくても、のんびり楽しく生きていけるはずだ。ああ、どうして、そんな生活ができないのか。まあ、できないよな。ハードルが高すぎる。特に人集めが。