生活スタイル

 地味にいろいろな生活スタイルを経験している。

 

 共働きの時期。基本的に収入が倍ぐらいなのだから、金は余る。しかし、時間が輪に掛けてない。仕事をしながら、その残りで家事をしなくてはいけないので当然だ。平日は本当に何もせずに終わってしまうし、休日すら、平日のしりぬぐいになる。あまり楽しいと思えない日が多い。

 妻が働いていない時期。彼女は働きにムラがあるので、共働きよりはマシというぐらいでそれなりの家事負担はある。しかし、夕食を作らなくていいぐらいでも十分に楽だ。収入はそれなりで安定しており、休日は楽しいが、平日の方が多いのだから、どうなんだろうと思う。ダラダラ続きがち。

 僕が働いていない時期。厳密に言えば、妻が働いていない時は、彼女の維持費は僕が払っているのだけれど、こっちでは僕の貯金から負担していたので、等価ではないが。しかし、僕が専業主夫に近いことをしているという意味では同じだ。あまりいい記憶はない。どうしてだろうか。もちろん、僕の人生でも最も憂鬱な時期だったから、こうなっていたわけであって、直接的な生活の評価に結びついていない可能性は高い。しかし、片方が普通の生活をしていると、ある程度は普通の生活に合わせる必要があって、結局はルーティンになってしまいがちなのだ。僕が真面目に家事をやっていたせいというのもあるのだろうが。

 二人とも働いていない時期は今のところない。無経験ではあるが、休日を考慮するとそれが一番いいのは明らかだ。次に、両者とも少しは働いているが、週2日程度で、しかも日が合っている場合だろうか。これならば、片方に引っ張られて、まともになってしまう可能性も低いだろうし。

 

 僕の仕事も、有名な企業で働いている時や、あまり知られていないが大きくて安定している企業、それなりの企業、零細企業と、規模のバリエーションはかなり経験できた。家からの距離も、片道3時間近くから、徒歩で10分まで様々。仕事内容は(どこでもサボってネットサーフィンをしているために)だいたい同じかもしれないが。社員という働き方は半分ぐらいやってみたのではないか。

 結論として、社員という働き方は駄目だ。少なくとも、僕の相性は最悪だ。会社から僕に伸びている矢印はそうではないのかもしれないけれど、僕からのそれは生理的嫌悪感のレベル。無理です。

 

 やっぱり、どうにかしていかないといけない。僕も妻も最近は希死念慮に囚われているというか、生きる気力が薄くなっていく一方で。このままではあと数年でどちらが早く死ぬかのチキンレースをしているかのようだ。一度、今の生活を壊す必要があるような気がする。