プライマリーとセカンダリー

 自身の脳の構造がわかってきた。というのも、最も優先すべきと自身が考えていることを優先しすぎるきらいがある、ということだ。

 僕はプライマリーと呼んでいるのだが、その、現在最も熱中しているものにどうしても集中しすぎる。基本的には自由時間や自由な金銭をそれに注ぎ込み、それだけを延々とやっている。それ以外に、以前プライマリーだったものや、やりたいが今すぐでなくてもよいものがセカンダリーとして維持されているが、それらが表層にやってきて、自身の行動に表れる可能性が低い。ただひたすらにプライマリーを処理し続け、何かの拍子に飽きると、他のものがプライマリーに上がってきて、ということを繰り返している。

 ゆえに、僕は基本的に広く、浅く、という人間だし、いろんなものに手を出す。

 そして、それらの残骸がひたすらに足元に転がっている。未知のものに触れるということに価値を置きすぎているんだな、きっと。とにかく、知りたくてたまらないのだ。