死のアンケート結果配信の感想

 死のアンケートを取っていた配信を観ていたけれど、思っていたのと少し違っていたというか、まあ、そんな感じだよなと思っていたことの枠からは出なかった。

 

 個人的に死恐怖勢にも流派があると思っていて、意外と少ないなと思ったのは、僕を始めとする『自分が死ぬのが怖すぎる』勢だ。原理主義とでも言えばいいのだろうか。これは死恐怖症とかを調べた時にも感じたのだけれど、『地球がなくなるのが怖い』とか、『自分が死んでいるのに世界が変わりないのが嫌だ』とか、『家族など身の回りの人が死ぬのが嫌』とかの人は思った以上にいて、たぶん、原理主義よりも多い。他にも、『自分が死ぬことによって家族などが悲しむ』という人もいる。社会派だな、と思う。原理主義に近い立場として、『人間というシステム上、どうせ死ぬ』タイプの人がいるが、それに恐怖が伴っていない人がいる。死虚無勢と呼んでいる。これも割といる。妻もコレよりだ。怖くはないらしい。そういう分布が垣間見られたのは面白かった。

 また、死と出会った時の衝撃度で恐怖が決まる説は割と面白いなーと思った。僕の場合、本当にふと疑問に思ったことがきっかけで、身内やペットの死的なきっかけはないのだけれど、唐突にその真実にぶち当たったから、衝撃度はかなりのものだった。妻に話を聞くと、彼女自身はそうではないのだが、彼女の実家は宗教家なので、当たり前のように死の話はあり(と言っても、天国地獄輪廻転生みたいな与太話だが)、死にぶつかった時は覚えていないそうだ。まあ、彼女自身がそういうの無いじゃん、と気付いた時には、色々とあったようだが、残念だな、ぐらいだったようだ。

 統計としてはどうなんでしょうね。匿名で全ての事例を読んでみたいな。二千通ぐらい来ていたようだから。