ゲームのルール

 「UNO」の正式がルールを改めて提示して、話題になっていた。端的に言えば、ドローカードの効果をドロー返しできないという話だ。それで思ったのは、みんな意外にルールを読まないんだなってことだ。

 当然、このルールはちゃんと大昔のルールブックに載っていて。追加で言えば、ウノって言ってない~に相当するチェックのルールも載っているし、実際には複数回戦って、残った手札の点数が低かった人の勝ちというルールも載っている。でも、誰もそれを適応していないでしょう? 僕はそれをみんな知った上で、ローカルルールを用いて楽しんでいるのだと思ったのだけれど、どうもそうではないらしい。

 僕は昔から、こう書かれているが、この場合はどうだ、とか、本当に彼が言っているルールは正しいのだろうか、とか、そんなことばかりが気になってしまううざったい人間で。ゲームから抜けてでも、ルールブックを読んで一人納得していたタイプの人間だった。思うに、自分がプレイしていることよりも、そのルールの巧妙さを理解する方が楽しかったからだろう。本当に協調性のない奴で、それは今も変わらない。

 そう言えば、僕のサークルでも(TRPGサークルなのに)カタンのローカルルールがしばらく存在していたことを思い出した。多くの人々は誰と遊ぶかが大切であって、ゲームのルールの巧みさなんてものに興味はないのだろう。残念ながら。