何の影響なのか知らないが、妻がMTGのデッキを一つぐらい用意したいと言っていて、統率者デッキでも作ろうかと言う話になっている。アホみたいにカードプールが広いので、本気で組もうとすれば、知識の必要度も、金銭的な負担も馬鹿にならないのだが、逆に言えば、簡単に安く組むこともできるので、まずはそれで行こうかと思っている。
TCGは多くの場合、対戦を行うので、両者のバランスさえ取れていれば、何でもいいんだ。ただ、全国や世界で戦いたいと思っている人は、それなりのフォーマットで戦わなければならない。なにせよ、世界中からそのトップに立ちたいと思っている人たちが集まって、戦うのだから。僕たちのようなカジュアルゲーマーはそうではない。自分たちが面白いと思うデッキを持ち寄って、いい戦いをし、その時々によって試行錯誤を繰り返せばいい。そういう遊びなのだから、別に強くて高いデッキである必要はないのだ。
デジタルのTCGであると、それは必然的に世界に繋がるから、上記のようなことはできない。環境デッキを握って、ラダーを駆け上る必要がある。そういう時代に、わざわざ紙を選ぶということ。それは、ローカルであるということを自分で選ぶということだ。自分から、闘いの舞台から降りると決めることだ。それが遊びだと僕は思う。競技に遊びを見出すことのできない人間だから。
