好奇心の価値

 妻が友人にFF14を勧めたのだが、ハマってしまうと困るので今はやれない、という返事をもらったという。もちろん、文面通りに取るべきか、という話はあるのだが、結構仲が良いのと、ちょうど子供が産まれたばかりなので、文面通りな気もする。

 でも、そうなると、僕的に不思議なのは、ハマってしまうと怖いからやりたくない、ということだ。

 稀にこういうことを訊くのだけれど、本当に不思議だ。ハマる可能性が高い、なんて非常に羨ましい限りだ。そういった印象の持てるものを放っておいているのが理解できない。子供を含め家族とか、仕事とか、そういう日常に支障をきたす、ということなのかもしれないが、支障をきたすのなら、それぐらい面白かったというわけなので、いいじゃないか。逆に言えば、めちゃくちゃ面白いゲームによって破壊されるほどのものでしかなかったのだ。別にどうでもよかった、ということだろう。

 そうやって考えると、基本的に興味が持てること、好奇心自体への価値が非常に高いと僕は見積もっていて、逆にすでに持っているものとか、日常的なものに対しての価値を非常に低く見積もっているのだろう。まあ、実際にそうなのだが。