自己評価のための他者からの評価

 FF14ではタンクをやっている。特に目的はなくそうなったのだけれど、割とそのゲームプレイが面白いと感じているので、今後もおそらく、タンクかヒーラーをやっていくと思う。どうしてかと言えば、話は長くなるのだけれど、簡単に言うと、3点である。

 

・軸が異なることを同時に進行しなければならない

・フィードバックが鋭敏である(下手だと全滅する)

・参加メンバーによって解が異なるため、試行ごとに差が生まれやすい

 

 そこで、面白いな、と思ったのは、最終的にその役割が上手く果たせたかどうかは、結局のところ、パーティメンバーに評価されるしかない、という点だ。

 つまり、僕は単純にタンクのゲームプレイを上達したいだけなのだが、その成否は他者に評価される。他者による評価が必要なのだ。この順序はおそらく、逆の人がいるだろう。つまり、他者に評価されたくて、タンクを上手くなりたい人だ。外側からは同じなのだが、どちらが目的であり、どちらが手段なのかが異なる。

 これは、結構、ゲームデザインにも当てはまるな、と思った。僕はゲームデザインを良くしていきたいだけなのだが、結局、他者による評価が必要になる。何らかの形で公表しなければならず、評価を受けなければならない。しかしながら、別に高評価を受けたいから、ゲームを公表したいわけではない。だから、その成否がわかる形で伝えて欲しいのだ。

 この辺の感覚が違う人が結構いるっぽいんだよな。結局、他者からの評価が基準になって、手段としてゲームプレイやデザインをしている人がいる。でも、それは最終的に苦しい結果を生むことになるのではないかと思う。なぜなら、評価されないことが肯定されないからだ。ただ、これは特性や思考としか言いようがないんだけれど。