唯物世界、死恐怖症、虚無感

 虚無感がひどい。周期的に発生しているが、今回もなかなか厄介だ。

 対策を検索してみても、あまり意味がない。個人的には、この虚無感は、死恐怖症と繋がっており、それは唯物的な科学観に繋がっている。これはセットだと思っていて、全人類に備わっていると思っているのだが、そうでなくて困る。自己肯定感が低いとか、寂しいとか、そういうことで虚無感なんかが発生するかよ。論理的に完全に何もないから、本当の虚無感があるのであって、どうせ死ぬのだ、という一つの事実だけが事実であることが問題なのだ。そして、それは現代科学では証明されてしまっていて、少なくとも現状では疑いの余地がないことが問題である。

 そして、もっと厄介なのは、この状態は自身の死期を早めている。ストレスだらけなので当たり前だが。つまり、死が怖くて、死が近づく。正のフィードバックなのだ。マジで何とかしてくれ。

 結局、具体的な解決策は一つであり、それを考えないようにすることだ。考えた結果として、死が早まるのなら、考えないようにする、というのが唯一の対策だ。しかし、それがどうにも難しい。なぜならば、絶対的な事実であり、常に存在するものだからだ。思考から排除するのは難しい。

 マジで、本当に何なんだよ、この社会は。馬鹿みたいに意味のない精神論を持ち出してきたり、天国やら転生やら意味のない妄想をひねり出したり。死恐怖症とか言っても、家族がいなくなるのが怖いとか、宇宙がなくなるのが怖いとか、馬鹿げている。その前に、この自身が、厳密に言えば、この意識が消失することが問題である。目の前の物と同然になるのは、恐怖でも何でもなく、現状でもただの物である。しかし、そこから発生している意識という現象が失われるのが問題なのだ。全世界を持って解決すべき問題だろう。本質的に何の意味もない問題を意味のある問題のように扱いやがって。馬鹿じゃねえの。