考えること

 ゲームの面白さというのは、いくつかの種類に分けられ、一般に流布しているもので正しいと感じられるものがないため、自分で考えている。延々と考えている。色々と調べている。

 よく考えると、これは珍しいことだ。僕は根幹がかなり怠惰で、皆が考えられる問題は自分で考えようとしない。簡単に言えば、すぐに攻略サイトや書物に手を出す。誰かが考えて、試行錯誤してくれたのなら、それを受け取るのが一番楽だからだ。だから、そういう問題にはそもそも取り組もうとしない。

 しないはずなのだが、例外はいくつか存在する。なぜなのだろう、と考えても明確な答えが得られない。わかることは、それを研究していること自体に面白さを感じているらしい、ということと、どうしてもやらねばならないという情熱がある、ということだけだ。本当に意味が分からない。どうして、そんなことを思うのだろうか。

 惹き付けられている、という他ない。ゲーム単体そのものよりも、その全体に対する興味が尽きない。