萌え絵が恥ずかしいと思えていた頃

 DMMブックスのクーポンの有効期限が今日までだったので、適当に本を買った。

 その時、偶然なんだけれど、知識本→百合漫画→知識本の順序でカートに積まれていたので、百合漫画を買うのが恥ずかしくて、小難しい本で上下を挟む中学生みたいだなーと思った。皆経験あると思うんですよね。僕は涼宮ハルヒ1巻の上下をなんかの漫画で挟んだ記憶があります。今にして思うと微笑ましいが、めちゃくちゃ恥ずかしかった。そういう系の本、全然買ってなかったので。その後、一気にラノベ買いあさるようになって、あっという間に初心さはなくなってしまったけれど。

 電子書籍になると、そういうのはなくなるんだろうな。その代わり、購入履歴を消す方法とかで検索されて、同じようなことが繰り返されていくのだろう。

 テクノロジーの進化によって、自分にとっての原風景というか、微笑ましい記憶と同じような光景がなくなってしまうことを、寂しいと思う人もいるらしいが、安心すべきだ。科学技術がどんなに発展しても、人間の進化は全く追いつかないのだから。人間の心身的特徴から生まれる光景は、何百年という単位では消えはしない。人類が滅亡している可能性の方が高いぐらいだから、そちらを心配した方が良い。