鳥葬

 なんか、SNSの問題は馬鹿と馬鹿が繋がって、それなりの勢力になることのような気がしてきたな。一人に対して突撃するのであれば、千人ぐらいでも十分な威力を生み出すことができてしまう。百万人いれば、どんなに頓珍漢なことを言っても、0.1%が信じてしまえば、千人集まってしまう。それが良くない。

 Twitterで特にそれが問題になるのは、文脈が把握できないからだ。本当であれば、どのような人が言っているのか、前後の話の流れはどうなっているのか、というのがその発言の真意を知るために重要な情報だ。しかし、そのつぶやき単体がリツイートされてしまうと、追い切れなくなってしまう。厳密に言えば、追うことはできるのだけれど、追う人は本当に少ない。

 結局、多くの創作者が、SNSで発言を控えている、と言っていたのは、そういうことなのだろう。僕は、特に有名というわけでもないので、適当なことを言っても、たまに変な人に引っかかるぐらいなのだが、それなりに著名なゲームデザイナーさんが、明らかにそこまで詳しくない人にたかられているのを何度も見ている。やっぱり、リプライという仕組みが良くないのかもしれないな。普通に使えば、Twitterも色々便利だし、そのおかげで、僕も色々な恩恵を受けているのだけれど、確かにうんざりする部分もある。僕自身がミュートすれば解決するような問題というわけでもないのがね……