パズル

 パズル的に手元で資源なんかをコネコネするボードゲームは好きなんだけれど、パズルは好きじゃないんだよなーという話を妻とした。

 色々と考えたのだけれど、結局、パズルは正解が決まっているというのが大きいと考えた。

 パズルの場合、出題者すらもわかっている正解があり、それが全てである。別解がある時もあるが、それも含めて、正解というのは絶対的なものであり、正解と不正解で分かれてしまう。定量的であり、絶対的だ。

 ボードゲームの場合、いや、「メギド72」なんかも含めた、良く出来たゲームの場合、正解そのものは存在しない。解法は山のようにあり、ランダム性が含まれているから、絶対の正解はない。ただ、より良かったものと、悪かったものはある。定性的であり、相対的だ。

 これらの差が一番大きなものだと考えている。もちろん、極論を言ってしまえば、ボードゲームにおいても正解はあるはずだ。それは将棋や囲碁にだって言える。けれど、それは世界に知られていない。それが大事だと思う。パズルの場合、答え合わせをするのだから、すでに知られている正解にたどり着くだけなのだ。研究と、テストの違いと言えば、良いだろうか。

 まあ、だから、僕や妻は研究みたいなことをする方が好きだってことですね。誰かが知っている正解をわざわざなぞるのは、好奇心が刺激されないということなのだろう。