反骨精神

 夢を見た。学校にいる夢だ。また、先生に反抗している夢だった。

 何か態度が悪いと怒られているのだが、その指摘には当たらないと反論している。そこで、僕が受けた指摘は、他の皆にも適応されかねないものであり、主観的であるために、不公平の元になるし、私的に使われる可能性がある。だから、それを許してはいけないと訴える。クラスで一席ぶつ。

 そういう夢ばかりで嫌になってしまう。まあ、リアルでも似たようなことはよくあったのだけれど。

 昔からそうだった。厳密な規則が定められ、それを適応するだけにしなければ、不平等が発生すると訴えるばかり。嫌な生徒だっただろう。

 今は、規則通りというだけでは、色々と不都合が生まれると知ってはいるが、しかし、平等性などを重視する思考は残ってしまっているような気がする。

 特に、何か権力を持っている人に対して、その乱用であると訴える癖のようなものはずっと持っていて、今に繋がっている。有休を取る時とかに有利だけれど、他にはデメリットばかりだ。どうしてこうなってしまうのかな。

 夢は、主観による補正がかからず、自分の性質が明らかになってしまうので、陰鬱になってしまう。どうして、この歳になっても学生の夢ばかり見るし、権力者にたてついているのか。本当に嫌になる。