伝えること、伝わること

 最近、ボードゲームの感想を書いている方へ感想をくれる人が増えてきた。なんだか不思議な感じがする。ここもそうなのだが、ネットに上げて置いて、実のところ、自分しか読んでいないぐらいの気持ちで書いている側面がある。そうでなくても、定期的にみている人なんていなかろうとどうにも思えてしまう。なので、いつも読んでいますなんて言われると、なんて反応していいのかわからなくなる。

 なんというか、ネット上の数値って事実の一側面ではあるけれど、本質的なものではないので、信用できない感覚がある。例えば、ビュー数がいくつ、と書かれていても、僕が何度も開いたせいかも、とか、何かの拍子で開いた人がすぐに閉じたのかも、とか思ってしまって、その数字そのものが事実とは思えない気持ちがなんとなくある。RT数とか、いいね数とかもそれに準ずる。基本的に話半分で見ている。だから、リプライとかで直接反応があるたびにビビってしまう。本当に、この人は読んだのか、というちょっとした驚きがある。

 本当はもっとそういう人たちのことを考えて、読みやすい文章にしていかなければならないのだろうけれど、道半ばにして、常に挫折中となってしまう。どうにも読みにくくてかなわないんだ、自分の文章は。どうして、この頭にあるものを、上手く出力できないのかと、いつも悩んでいる。思えば、物心ついた時から、作文が苦手だったなぁ。自分の考えていることを人に伝えるのが、苦手でしょうがないんだ。もうちょっとだけでもいいから、上手くなりたい。