思考の反映速度
思考と実行に断絶があるゲームは苦手だ。いや、ゲームに限らない。全てにおいてそうだ。考えて、こうだと選択したら、すぐに反映されて欲しい。それが遅いものは、何においてもやる気がしない。
だって、選択自体が面白いものなんだ。時間当たりの意味のある選択肢がゲームにおける面白さを表現している。なら、わかっているのに、それがすぐに反映できないゲームは、時間当たりの選択の量を減らしてしまう。それではつまらない。
ボードゲームやカードゲームが好きなのは、これが理由だ。これらは、ある選択が全てであって、タイミングよくボタンを押すとか、限られたフレームにだけ入力を受け付けるとか、身体的な技量を試されることはない。考えたことがそのまま反映される。文章を書くことなどもそうで、まあ、厳密に言えば、タイピングの速度なんかはあるものの、ほとんどノータイムだ。それがいい。その差が激しくなるとやる気がなくなってしまう。なんか、無駄な時間を過ごしている気がしてしまって。
思うに、必要以上に時間に対する感覚がシビアなのだろう。その理由は、まあ、人間は、僕は死んでしまうから、というようなもので。まあ、世の中の9割方の罪は、ただ死が悪いんですよ。こいつのせいで、色々と僕たちは苦労しなくてはならない。