浅薄な思考

 本当に自分の頭が悪くて嫌になってくる。どうにも、頭が良いと勘違いされやすい傾向にあり、この間もそういうことがあったのだが、実態を見せてしまい、がっかりさせてしまっただろうなと思う。物事の認識が大きいくくりでしかなく、ふにゃふにゃとしており、詰めて考えることができないのだ。全体の構成を漠然と感覚的に捉えているというのが、僕の世界の見方としては正しい。そして、それはほとんど意味がない。

 だから、多くの人にとっては必要ない、当たり前のことを感想やレビューとして文章に残しておかなければならない。そうやって、文章化することで、ようやく普通の人と同じぐらいの解像度で物事を観ることができる。他の人の意見は、かなり参考になる。大抵、自分よりも詳細が見えていることが多い。

 どうにかしたいな。凡人ができることは、しつこくそれについて考え続けることぐらいだと思っているが、それでも、浅はかな考えはどこまで行っても、深遠にたどり着けていないという感覚だけが残る。もっと、物事を深く考えられるようになりたいな。