過程をどう楽しむのかって話だよ

 ラブコメが、で? ってなるという話を妻としていた。その過程で、特に青春的なむず痒いようなそれに無関心であるとかそういうことがわかったのだけれど、その時に妻が言っていた、アクションと同じじゃん? というたとえにしっくりときた。

 確かにそうかもしれない。アクションだって、結果に大差ない押し引きがメインであって、それを見て楽しむ以外の価値がないものだ。ラブコメだってそうなのだろう。僕が結果だけ一覧で出してくれと途中で飽きてしまうように、アクションが好きでない人も、ジョン・ウィックが勝ったという結果だけをくれと思うのだろう。僕がアクションシーンに関していろいろと考えながら観ているのと同じように、ラブコメ好きの人はいろいろ考えてみているのだろう。納得。それにしても、アクションが好きでない人って、大衆映画ほとんど楽しめなくて可哀そうだな。(どんぐりの背比べ的感想)

 全然わかんないんだよな、青春ラブコメ的な面白さって。「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」が全然楽しくなかったのも、そこが原因だと思うと指摘されたし。「スパイダーマン3」は出来は微妙だけれど好きな要素がいっぱいあったから好きで、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」は出来はいいとは思うけれど好きな箇所が少ないから、スパイダーマンの映画で一番どうでもいいんだよな。そういうことなんだろう。