論理が希望を絶ち、論理に生かされる

　今日もひたすらにやる気がない。体がだるく、頭が重い。沸き上がるはずの気力は片っ端から刈り取られ、今日も元気に元気がない。端的に言えば生きているのが億劫で面倒くさくて、どうしてこんな茶番に付き合わなくてはいけないのかと精神会議を開き始める。

　理性は、『好きにすれば。別に今すぐ死んでも生きていても、どうせ死ぬし。でも、死は不可逆なんだから生きていた方がちょっとお得かもね』みたいなことを無責任に言いだす。意識は、『虚無だ。死のう。今すぐ死のう』としか言わない。本能は、『死ぬのは怖い。この自我が完全になくなるなんて耐えられない』と叫んでいる。結局、多数決でいつも生きている。これ、ずっと票の割り振りが変わらないと思うので、一生生きているんだろうな。

　解決策がないとわかったゲームをどうにかして、楽しもうとしていること自体が、すでに苦痛を増すだけの所業という気がしてならない。