テクノロジーの恩恵

 大作シリーズの最終作を観るために復習をしている。MCUの最終作であるエンドゲームの際にも、関わり合いが深そうなものを一気に観直した。それをするだけでも、細かいことが思い出せたので、やっておいてよかったと思った記憶がある。

 それにしても、ストリーミングサービスは非常に便利だ。ビデオが家に来た時も革新的だったことを思い出すが、それ以上に価値が高い。物理媒体のレンタルの場合、シリーズの最新作が公開される前とか、前作が全て貸し出し中になっていたことを思い出す。店をいくつか回るようなこともしたっけ。今や、物理的な限界などほとんどなく、観たい時に観たいだけ観ることができる。もし、あの時間が有り余っていた時代にそんなことになっていたらと想像すると、少し背筋が凍るが。しかし、もし、そうなっても、それが当然だから、結局別の要因で観なかったりするんだろうな。

 テクノロジーの進歩はゆったりとしている面もあれば、急速に発展する面もある。車が空を飛ぶ予定もなく、いまだに皆が満員電車に乗って通学・通勤している。しかし、電車に乗っている皆が手元のデバイスで世界中に無線アクセスすることはできる時代だ。それは、少しだけ、未来に関する面白さの希望となっている。予測できないからこそ、僕たちはまた十年後に十年前では考えられなかったという類のことを言ってしまうのだろう。