音と映像のはめかた

 好きな映画とかを考えていたら、音ハメに結構比重を置いているのではないかと思った。ストーリーは微妙だと思っているが、「グレイテスト・ショーマン」とか「ラ・ラ・ランド」とかもそれでかなり好きで、数回観ている。「劇場版 少女☆歌劇 レヴュー・スタァライト」も音楽に合わせた演出や振り、決めの部分で特に高まっているので、これはかなり大きな要素のようだ。

 予告とかも、特に最近はMVのように音ハメすることが一般的になってきて、「アメリカン・アニマルズ」とか、「スーサイド・スクワッド」とかは、予告だけで何回も観ている。何なら、未だに観ることがある。MADも、何て言ったか、あの音楽とそれに合わせた映像というタイプが好きで、それをよく見る。OPが好きなのも、基本的にこれだ。石浜さんが絵コンテ切っているOPEDは基本的にこれだし、映像もスタイリッシュなので、めちゃくちゃ好きで、OPED集だけで何周も観ている。

 ゆえに、曲と全く関係ないそれっぽい映像を垂れ流すだけのOPとか観ると憎悪の気持ちが湧いてくるし、日本語版予告になった瞬間、原語版になった音ハメを崩してくる奴なんかは、担当者への殺意が湧く。

 なんというのだろうな、音と映像が綺麗当てはまり、相補的になった、その瞬間、いわば、完璧になった瞬間が好きなのだ。

 そんなことを言っていたら、「ベイビードライバー」が観たくなって、一周してしまった。本当に、毎回、完成度に泣いてしまうな。個人的映画ベスト3には入る。これもまた、全編における演出とアクションの音ハメによるものも大きい。