「サイズ 大鎌戦役」の今のところの感想

 やった回数は5回だけなので、あんまりまだわかってないけれど、今の所の所感をまとめて置きたいと思ったので。3人対戦、2人対戦、2人対戦(同人の2人用ボード使用)、デジタル2人対戦(イージー1体)、デジタル3人対戦(イージー2体)をやった感想です。

 

 こういうゲームの常道として、序盤に改善をすべきなのかと思っていたが、実際はそうでもなさそう。改善して大きなメリットが増える上段アクションが限られているし、下段アクションはさほど繰り返さない。また、他の下段アクションは4回行うと星が得られるのに対し、改善は6回必要であり、改善して即座に得られるものもない。実際に優先すべきは徴兵である。自分のアクション回数が限られている以上、他者のアクションで利益が得られる徴兵は想像以上に強い。左右のボードや進行状況を確認しつつ、早めに解放すると良いと思う。

 労働者の数だが、少なめの運用をして、戦闘で星を稼ぐ場合は+1人、そうでなければ+3人解放して、最後に全解放して、星を得るのがよさそう。適当にばらすだけで支配領域を一気に広げることができるので、移動アクションでそれを行った後の下段アクションで星6個目を取れれば、スコアが大幅に伸びる。全解放した後は、基本的に生産は行わない。

 戦闘は基本的に仕掛ければ勝てるので、どのタイミングで誰に仕掛けるかが肝心という印象を抱いている。カードの質か数で勝ち確まで持って行くのが大事で、なるべく軍事力は温存する。そうでないと、返しでやられるだけだ。まだブラフのタイミングがよくわかっていないのだけれど、対人戦の場合、そこんところを読み切れば更に優位に立てそう。

 徴兵・展開・使命・戦闘・建築・労働者らへんで星を集めるのが良さそうだけれど、場合によって全然変わるかなという印象。総じて(一部を除いて)上手くバランスが取れているし、拡張なんかも入れると硬直しがちな序盤の展開も変わるかなぁという感じ。長く楽しめそうなゲームだ。