書くことに関して

 妻は色々と面白い視点で物事を捉えていたりするので、よくブログを書いたらどうだと進める。しかし、彼女は自分が書く場合、何度も校正してしまい、なかなか投稿できないだろうと言うのだ。

 思えば、彼女に承認欲求はないのだが、人から罰せられたくないという気持ちは強いものがあるらしい。ゆえに怒られるようなことをしたくないと避ける傾向にある。僕は割と他人はどうでもいい、というか、僕が死んだらみんな死ぬし、そもそも僕のことなんて一ミリも気にしていないと思っているので、自由にやっている。

 端的に言えば、自分のために書いている。実際、こういう風に書くようになって、色々と自分の中で考え方が整理されてきたし、考えるための呼び水にもなっている。だから、僕は明日から喜ばしいことに「アイ・アム・レジェンド」状態になったとしても、相変わらずこの書き込みは続けているだろうし、呟きもしているだろう。特定のフォロワーに見て欲しくて、リツイートする、みたいな行為は無くなるが。

 この考えは、本当に欠点なのだよな。いろいろな人の考えを見ていると、だいたいは他人からの評価というものを良くも悪くも気にすることで、いろいろなことが成り立っている。それを大したことないとするのは、あまり良い考えとは言えない。