達成感が弱いことに関して

 なんか色々と社会に向いていない性質詰め合わせみたいな人間である僕ですが、最近思うのは、達成感が弱いのが結構致命的なんじゃないかという考えなんですよね。

 どうにも、この努力の先に得られる快感みたいなのが物心ついた頃から弱い。ゲームでも、「ダークソウル」みたいなゲームは出来ないんですよ。やるんだけれど。でも、唐突にもういいやとなってしまう。なんか、苦労していたところを乗り越えても、達成感というよりは苦労感が勝ってしまって、もう一度これをやるぐらいなら、このゲーム自体をやらなくなってしまった方が得だなと思って、二度とやらなくなってしまうんですよね。

 一方で、「メギド72」とか「世界樹の迷宮」とかだと詰まってても、それを超えるための戦略を考えて、で、それを超えた後も続けられるんですよ。これ、違いがなにかっていうと、少なくとも僕目線ではという注意書きが入るのだけれど、後者では試行錯誤というか、そのトライ&エラー自体を楽しんでいる。要は、立てたはずの戦略がちゃんと成立しているかとか、その実践が上手く出来ていたかというのを観察しながら、フィードバックを受け、改善していく。それ自体がゲームなんですよね。遊びなんですよ。僕の中では。

 でも、「ダークソウル」とか「ブラッドボーン」になると、試行錯誤というよりもプレイスキル向上のための修行をやるという感じで、あの前動作だとこうなるとか、HPがこれ以下だとこうなるとか、単純な習熟、記憶、反復なんです。これは僕の中ではつまらない行動として分類されているらしい。

 これを加味すると、死にゲーみたいなゲームは、過程において大きなマイナスで、達成した時に小さなプラスなので、二度とやらないとなってしまい、試行錯誤のゲームは、過程において大きなプラスで、達成した時に小さなプラスなので、好きとなっているのかなと思っている。

 やはり、達成感というよりは、その過程を楽しめるか? というのが大きな問題になるのだろうなぁ……