低刺激の社会

 毎日が長くて長くて仕方がないのは、面白いことがないからなのだろうな、と思った。ADHDの本質とは、快感を得る回路が弱いという研究があったっけ。ゆえに容易な刺激を求めてしまい、何かに集中することができず、ちょっとしたことに気を取られてしまうとか。依存症にもなりやすいという統計があるらしい。依存症になる奴を見ても、たばこやら酒やらで僕が体質的に好むものではなく、ゲームぐらいしかないので、その辺は有難いのかもしれないが。でも、ギャンブルにはハマりにくいかもしれないという研究があるんだよね。報酬を期待させられる演出が発生しても、快感が生じにくいらしい。なるほど、確かにそれは言えているかもしれない。

 とにかくつまらないんだよな。つまらない。ゲームとか小説とか映画っていうのは、ある意味で人間の脳をハックして、面白さをドバドバと感じさせるために全力を注いでいる作品群なわけでしょう。そういうのじゃないと、刺激が足りないっていうのは、確かにまずいよな。美味しいものを食べたり、ゆっくりと風呂に入ることに喜びを見出せなければ。食事に興味がないの、かなりきつい縛りだよな。これと睡眠が良くなれば、だいぶマシになる気がするんだけれど。

 どうすればいいのか。常にわからない。