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 ボードゲームの記事を残すようにしてから、3ヶ月ぐらい経つのだけれど、色々な影響が出てきて、正直、驚いている。尊敬している方々にフォローされたり、リプライをされたりして、恐縮してしまう。自分では自分の考えはかなり浅いと思っているし、当たり前のことを、それでも忘れてしまうから呟いたり、記事にしているのであって、それを取り上げられるのは、恥ずかしさの方が先立ってしまう。そして、なにより、記事にしたというのは、何よりも、いつもやっていることを公表することにしただけなんですよね。

 そう、公開するようにしただけなんですよ。何かに対して、自分なりに考えて意見を持つ、ということは、ボードゲームに限らず、僕が常にしてきたことであって、日記には常に書いていた。それを定期的に、ある程度の体裁を整えて公開するだけで、これだけの反応があるとは思っていなかった。それは、もちろん、本当に話題になっていたり、中心にいたりする人たちから見れば、誤差のような反応でしかないのだが。

 なんというか、名刺のようなものが持てたというのがでかいな、と感じている。見ず知らずの人と話す時に、僕はボードゲームが好きでこんなことを考えています、というのを表現する方法がなかった。何かデザインしているゲームがあれば、出力物があれば、それはおのずと知れるものだし、作った側として話ができるだろう。しかし、僕はただのファンであるだけで、それで他の人と話すのは場違い感がある。でも、記事を持っているだけで、このようなことを日々考えていますと示すことができるし、後ろ盾になるのだ、とやってみて気付いた。その記事と共に、自分が紹介されて、初めて気付いた。

 物語についても色々と考えているのだから、その考えを定期的に公開するようにしておけば良かったのにな、と今更気付く。そういうのは意外に貴重だし、同じようなことを考えてくる人と繋がりができるきっかけになると、誰よりも知っていたはずなのに。

 インターネットはすごいな、本当に。本当ならばバラバラで繋がることがない人々を自然とまとめ上げてしまう力がある。まあ、悪い方向にまとまってしまうこともあるけれど……そうならないように気を付けないとな……