「コンコルディア」のプレイ感
ずっと気になっていた「コンコルディア」をプレイした。こんな感じのゲームデザインは通用するのではないかと思っていた、ロンデル的なデッキ構築的なアクションフェイズのデザインになっており、注目していたのだ。想定通り、めっちゃ面白かった。
まず、カードドリヴンのシステムはプレイしやすい。自分のターンに出来るアクションは、カードをプレイするだけですよ、となるからだ。細かいルールはカードに書いておけば、すぐに参照できるから、例外処置だけ随時確認すればよい。伊達に世界各国、老若男女がTCGを遊んでいるだけはある。アナログゲームに向いたシステムなのだ。
そして、共通のボード。これがあるだけでいわゆるボードゲーム感が格段に増大する。程度の差はあれ、同じリソース(場)を使用しているのだから、否応にもインタラクションが生まれるし、見た目としても、気分としても、同じ戦場で戦っているのだという気分が増す。
最後に、得点計算が最終的に行われるだけのものであるのが良い。個人的にはそういうゲームの方が好きだ。プレイ中に得点を上下したりするのは忘れてしまうこともあるし、そうでなくともダウンタイムが発生しやすくなってしまう。プレイ中はテンポ良く、得点など気にせず、目の前のプレイだけを楽しみたいのだ。そして、最後の最後で、順位がオマケのように決まるのがよい。
こういった要素で構成されたゲームなので、面白くないわけがない。僕は、ゲーマーズゲームは好きだけれど、いろんなゲームがやりたいのだけれど、あんまりガチにやりたくない(頭が悪いので、ガチに出来ない)という傾向があるので、こういう素晴らしいゲームをほんのりとプレイしている時が一番楽しいのだ。それにしても、こういうのにいつも付き合ってくれる人がいるという点が一番大きい気もするが。常に感謝している。