陰キャってつまり、真面目なんじゃないかなって

 生きていることの本質は何も無く死ぬってことなんだから、つまり、それ自体が陰鬱な事実なんだと思うんだよね。その当事者なのに、幸せです、問題ないです、生きていけますっていう方が、なんかおかしいというか、歪んでいるようにしか思えない。その事実から目を逸らしているだけなのでは、という思いがぬぐえない。

 まあ、考えに考えたところで無駄っていうのは正しいし、そんなことを考えずに楽しく生きて行ければそれが正しいのは間違いなんだけれど。でも、それは考えての結論じゃないじゃん。もし、そうじゃなかったら、どうするの? そうじゃなかったと知った時、手遅れなんだよ? って無駄な心配をしてしまう。

 真剣であることが間違っているのだろうな。事実を正しく理解したいという気持ちがあっても、何の救いにもならないのが現実なのだから。まあ、そんなことばかり考えている人は、きっと生きていくのに支障が出る可能性も高いし、子孫も残さない可能性が高いしで、あっという間に淘汰されることでしょう。なるほどなぁ。道理で少数派というわけだ。