ドイツ旅行(ベルリン自動車編)

 ドイツといえば車なわけで、自動車の交通事情にも興味があったので、メモとして残しておきたいことを。

 街で見かける車は、日本における日本車と同じかそれ以上の割合でドイツ車。まあ、性能に関して言えば、日本自動車パーツメーカーの基準、つまり、到達点と位置づけ、目標になっているのが未だにドイツ車であるあたり、その完成度がうかがい知れるというものだ。アウトバーンのせいで、自動運転性能も高いし。ドイツ車以外だと、フランス車やイタリア車、次いで韓国車、日本車といった様子だ。

 街を歩いて思うこととして、びっくりするほど信号の変わりが早い。普通に歩いていると横断歩道を渡り切れないレベル。しかも、歩行者信号は急に青から赤に変わり、数字によるカウントダウンなんかあるわけがなく、点滅もない。確実に人を殺す仕様だ。しかも、車はしっかりと飛ばしている。挙句の果てにほとんどの歩行者はその信号を無視するので、もうめちゃくちゃだよ。しかし、車は意外に周囲をかなり確認し、譲り合っており、日本よりもスムーズな車線変更が行われている。ただし、旅行者らしき車がルールを守っていないとめっちゃ怒られてた。

 自転車すら曲がる時や車線をはみ出す時は手信号を行っていて、文化として根付いていることを感じた。速度が速いからこそ、早く確実に自分の意思を伝え、それを回りがくみ取って動くということが徹底されているのだろう。謎ルールや自分ルールを持ち出す日本よりは健全といえるかもしれない道路状況だ。