再視聴性

 2回目の「アベンジャーズ/エンドゲーム」を観に行ったのだけれど、思った以上に普通だと思ってしまった。初見の時は、これ以上の作品が存在するのか? ぐらいに思ったものだけれど、今回はまあ面白いなぁと言うぐらいで。もちろん、クソ盛り上がる所とかはその通りになったんだけれど、少し冗長だと感じてしまうところもあるぐらいだった。一方で、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」や「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」は何度観てもクソ面白いんだよね。「インセプション」なんかは僕も妻も2回目の方が面白いと思ったし。

 ボードゲームには、リプレイ性と呼ばれる評価項目みたいなものがあり、つまりは、何度やっても面白いかどうかが結構重要になってくる。これが低いのに単価が高いゲームなんかは結局、あまりやらないことになるので、あまりオススメされなくなるのだ。もちろん、これを逆手に取ったレガシー系と呼ばれる、不可逆的な変化をするボードゲームがあるのだけれど、それはこの前提があるから意外性があるということになる。このような概念が、映画にもあるように思えた。

 映画というのは、通常、一回きりしか観られないことが多いように思えるし、たぶん、それを前提にしている。けれど、1回目は80点ぐらいに感じるけれど、2回目は100点に感じるみたいな作品を創るという方向もあるのかな、と思った。