本質がどうでもいい人たち

 人生の本質が虚無であるのに、それを認められない人たちと生きているから、しんどくなってくるのだと気付いてきた。論理的に考えて、もうどうでもいいことに執着している人たちと関わって、コミュニケーションを図らないといけなるから、生きる気力がどんどん吸い取られていく。これがよくない。その虚無さを抱えている人たちが頽廃的に生きているのなら、その間に入って生きていてもここまで気力を吸われないだろう。

 どうして、彼らは平然と実体のないものをそこまで崇めることができるのか。それが無であることを理解しているのならば、わからないでもないが、本当にそこに本質があると思い込んでいるんだよな、よくわからないことに。

 どうせ、僕たちは東京タワーの上から落ちている途中だ。身を固くしても、何かを掴もうとしても、意味はない。