コンテンツの消化に関して

 やらなくちゃいけないな、とか、観なくちゃいけないな、とか思うことがたくさんある。その割に、いつもぐだぐだと時間をつぶしてしまって、何か有意義なことに使うことができない。まあ、映画観たり、小説読んだり、が有意義かどうかというところに世間としては疑義を持つだろうけれど。僕にとって、それが価値を持つこと自体に疑いを持っていない。

 なら、どうして、それが実行できないのか。

 きっと、身構えてしまっているのだろう。

 ふとした瞬間に暇になって、ギリギリ二時間ぐらいは確保できそうとなる。けれど、頭はふわふわしているし、身体も疲れている。そんな時に気合いを入れ直して、前から観たくて楽しみにしていた作品を観られるかという話だ。僕には、そんな気力がない。覚悟もない。最高の環境で最高のタイミングで、出来れば観たいと思ってしまう。だから、まあ、これならながら観でもいいよね、というような微妙な映画から観始めてしまい、結局、スタックが解決されないままなのだ。

 これは良くないよなぁ。時間は限られているのだし、本当に自分がやりたいことをやっていく時間しか、僕の人生には残っていないはずなのに。それが出来ないのは、妥協と打算の産物なのだろう。

 そこから抜け出したいと誰よりも僕自身が思っている。そして、今日もまた、何も出来ずにベッドに向かうのだ。そして、明日に希望を託す。そんな自分と明日に絶望しながら。