車システムの破綻

 オモコロで運転苦手記事みたいなのが上がっていて、そこでオモコロチャンネルのメイン5人のうち、4人が運転しない派だってことがわかったのだけれど、なんか妙に納得感があった。こういう人たちは運転しないだろうなってどこかで思っていたのだろう。

 なんというか、運転というか車社会システムって、当たり前、だから成立してるんですよね。あと、社会全体として効率が良かったり、利益を得たりするから。でも、そういうのは、つまり、常識にとらわれているというか、実体をちゃんと考えないから成立している、ということであって。ちゃんと考えると、リスクは大きすぎるんですよ。死ぬし。だから、ちゃんと考えている人ほど、運転というものが好きではなくなる、という印象だ。僕もドライブは好きなのだけれど、運転が好きではない。やはり、高すぎるリスクに見合ってないと思う。同じようなもので言うと、スキーやスノボなんかも好きではない。皆のことを信頼して、上手く出来ることを前提に、人が死んでもおかしくないシステムを慣習的に運用している、という点で僕の中で同じで、スポーツ自体は楽しいと思うのだけれど、リスクが釣り合っていないと思う。

 僕は車業界のコアなところで働いたこともあったのだけれど、正直に言ってしまって、こんな仕事で生まれた凶器に乗りたくない、と強く思ってしまった。マジでヤバいですよ。しかも、それが比較的安全とされている日本車でのことなので……

 全体的に生命に対する感覚が希薄で、当たり前とされていることを疑問に思う癖がないと、車システムに疑問を持てないのだろう。出産とか、家族みたいなシステムにも言えることだな。なんというか、皆、考えなさ過ぎでは? 若い人はそうではない人が多いけれど歳を取っている人たちが……