「リングフィットアドベンチャー」に関して

 「リングフィットアドベンチャー」、意外に続いている。引っ越しにより、距離が遠くなったため、ジムは辞めてしまったが、おそらくこっちはそれなりに続くと思われる。その差を考えていきたい。

 まず、リングフィットは安価である。僕が通っていたジムは機械だけが置いてあり、個々がそれを使うというような廉価なジムだったが、それでも一ヶ月の料金でリングフィットが買えてしまう。スイッチ本体を一緒に買ってさえ、元を取るのは容易だろう。そもそも、スイッチには名作も多いので、ゲーマーであれば買っていないという選択肢はない。毎月の出費というのは、常にどこか負荷がかかるので、心理的にも気持ちいいものではなく、買い切りは楽だ。

 次に、場所を移動するコストがかからない。自転車で5分という距離ですら、自転車を取り出したり、メンテする負荷や、天候による問題など、様々な障害があった。自宅でできるなら、それに越したことはない。僕のようなインドア派なら余計に。

 また、他人に左右されない。ジムは公共の場でもあるので、人が混んでいたり、使いたい器具が妙に混んでいたりする。声を出すのも憚られるというのもあるだろう。そう言った不安が一切無いのは大きい。

 最後に、脳への負荷が丁度いい。筋トレというのは、思ったよりも脳の処理能力を使う。フォームや筋肉の負荷を確認しながら、必死でトレーニングするからだ。しかし、その程度と言えばその程度で、基本は暇である。だから、僕はマローのPodCastを聞きながらやっていたのだけれど、流石に英語を聞きながら出来る程、簡単でもなく、どっち付かずになることが多かった。リングフィットは適度な情報がある。敵へのダメージやお手本の表示、かけ声といった要素がちょうど良く、暇になりにくい。

 以上のことから、基本的にはジムよりもリングフィットの方が優れていると感じる。それなりの運動をしたい人には是非勧めたい作品だ。