ドイツ旅行(動物園編)

 僕たちの旅といえば、動物園に博物館なので、ドイツでも動物園に行くことにした。行ったのは珍しく一か所のみで、ライプツィヒ動物園だ。なぜ一か所だけかというと、欧州各国の動物園は、基本的に似たような性質を持つため、それで十分だと思ったから。

 この前のオーストラリアなら、国外不出の動物も多いし、そうでなくとも固有の動物相ばかりなので、自国の動物みたいなコーナーは珍しい動物の宝庫で、かなり価値があった。しかし、ドイツの動物園となれば、それは固有種などはあまりいないのだから、日本の動物園と大差はない。もちろん、こちらの方が進んでいることや、土地があることから、檻と感じさせない自然風の展示が多いといった違いはあるが、逆に言えば、その程度の差なのだ。目玉になっているのは、コアラやパンダ、象にキリンにライオンと代り映えのしないメンツばかり。そんな理由もあって、ライプツィヒ動物園は普通に良い動物園といった感じで、特筆すべきレベルではないように思えた。とても良い動物園ではあったんだけれどね。こればっかりは、欧州の動物園は似たり寄ったりだろう。あ、でも、ちなみにベルリン動物園には三大珍獣とともにキウィも展示されているらしく、特に後者は日本では天王寺動物園でしか見られないので、もし、ドイツにきて動物園に行きたいなら、ベルリン動物園に行くのが良いのかもしれない。アクセスもいいし。