2022年の配信サービスで観た映画・アニメ・ドラマ

 配信サイトが色々とあるから、その履歴を確認するのも大変だ。そのページにどうやったら飛べるかも異なるし。なんか上手く記憶してくれないかなー

 全体として、今年はちょっと忙しかったので、控えめ、という印象がある。家やらなんやらがあったしね。怖いのは、それ系がまだ終わっておらず、これからも続くということだが……

 

 

スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ

 ようやく観終わった。というより、観終わったのがかなり前のように感じて、今年であるとは思えなかった。本編から見ると、ぶっ飛んでいる部分とかもあるのだけれど、今や、半分はフィローニユニバースとなったスター・ウォーズについていくためには必聴と呼べる作品で、実際にこれを終えてから、観てよかったと思う場面が本当に無数にあった。スター・ウォーズファンなら、悪いことは言わない。教養と割り切って観ましょう。

 

 

スター・ウォーズ/反乱者たち

 各話の出来に差があったクローン・ウォーズに対して、こちらは結構ずっと面白い。キャラクターにも愛着がわくし、シリーズの重要キャラクターも結構出てくる。クローン・ウォーズを経由する必要性があるのが難点だが、それだけの価値はある。「アソーカ」がめちゃくちゃ楽しみになった。

 

 

スター・ウォーズ/バッド・バッチ

 部分的に変な回があるものの、全体的には安定して面白い。最新の作品ということもあり、他の色々な作品からのイースターエッグもあって楽しい。シーズン2も楽しみだし、この作品が他の作品に派生していくのも楽しみだ。

 

 

・ボバ・フェット

 世間で言うほど悪い作品ではないと思う。確かに、ボバ・フェットに望まれていた作品のようにはならなかったかもしれないが、それは「マンダロリアン」でやってしまっているしな……「マンダロリアン」が始まった時は、こんな奴じゃなくて、ボバ・フェットを出してくれ、と言われていたのに、「ボバ・フェット」が始まったら、早くマンドーを出してくれ、と言われてしまうもの悲しさと言ったら……

 

 

オビ=ワン・ケノービ

 最低限求められている部分には応えていたとは思うが、期待は超えられなかったという印象。やはり、脚本の出来が悪い。フックは上手いのだが、それを脚本に生かせていない。いくつか、ギャグか? と思うぐらい出来が悪い箇所があり、どうして、それを改善できなかったんだ、と思わさせてしまう。シーズン2はあるのかな? あるのなら、もう少しマシになってもらいたいものだ。

 

 

・ムーンナイト

 MCUドラマの中では、一番好きかもな。ちょっとリアリティレベルに難があるし、なんだかんだ一番面白いのが1話というMCUドラマにありがちな難点はあるが、最後まで興味を持って観られた。オスカー・アイザックがかなり良い。サスペンス・ミステリー的な面白さがあるし、ビジュアル的にも良かった。シーズン2もありますよね?

 

 

・ミズ・マーベル

 正直、最も興味がわかなかったMCU作品。こんなにどうでもいいという気持ちになった作品もない。マジで、フックが何にもないんだよね。そもそも、キャプテン・マーベル自体があまりMCUには関係ないのに、そこからのイマジナリー派生でしかない。独自の設定も多いし、無駄にX-MENとのつながりも示唆されて意味なし。そもそも、青春ものみたいなのが嫌いって言うのもあるが。また、何にせよ、原作のミズ・マーベルはかなり可愛くて、めちゃくちゃ好きなキャラクターの一人なのに、実写は僕が苦手なタイプの見た目(はっきり言っておくが、これは人種とかの話ではなく、人のタイプとして苦手ということだ。こういう見た目の人、日本でもクラスに一人ぐらいいるよね?)の俳優さんになってしまって、正直、かなりテンションが下がってしまった。ルッキズムなので、マジでよくないんだけれど。でもさー、ヒーローなのに、こういう体型してたら、説得力なくないですか? ソーがひょろひょろだったら、変じゃない? そういう感じ。なんか、スター・ウォーズのローズとかもそうなんだけれど、ルッキズムの反動みたいな感じで採用される人、非白人種に多くない? それは差別では? という気持ちもある。まあ、普通に話もマジで面白くなく、学生が主体なので、リアリティレベルも低く、本当に価値なしドラマだった。

 

 

・シーハルク

 序盤中盤にやっていたことはまあ、良かった。法廷コメディものって感じで。でも、第四の壁を突破するような話が、特に設定があるからというわけでもなく行われ、気軽に「デアデビル」も混ぜ始めた挙句に、あまりにもメタ的な終盤は正直、かなり手に負えなくなっていたし、総合的に観ればゴミだと思う。単純に、こういった展開は腕が必要で、そのレベルに達していない。今からでもなかったことにしたら? とすら、思ってしまう。

 

 

・キャシアン・アンドー

 めちゃくちゃ面白く、レベルが高い。「マンダロリアン」と双璧を成す。初期から製作されていたにも関わらず、ここまで公開が遅れたのも納得。本編に関係がないほど、面白いと噂される現代のスター・ウォーズシリーズにおいて、その法則を綺麗に踏襲している。シーズン2も楽しみでしかない。個人的には3話と6話が神回。本当にレベルが高く、独立性も高いので、これだけを観ても全然良い。「ローグワン」は観ておいた方がよいと思うけれど。

 

 

・ぼっち・ざ・ろっく!

 正直言って、コメディ周りはあまり好みではない。過剰に引っ張っているように感じるし、そのものが持っている面白さよりも長い尺を使っていて、テンポを毀損していると思う。が、この作品の出来は称賛せざるを得ない。めちゃくちゃレベルが高い。演出も良い。原作もそれなりに面白いが、しかし、凡百の良作の一つ、という感じで、アニメのレベルが高い。原作が四コマで、アレンジをかなり効かせられたのと、バンドもののアニメとの媒体の相性の良さが露骨に出た。

 

 

機動戦士ガンダム/水星の魔女

 正直、世間で言うほどか? と思っている。それほど面白くないような。引っ掛かりがないまま、淡々と進んでしまって、キャラクターやメカに執着がないと少々厳しい。とはいえ、そもそも、ガンダムシリーズはそこそこ観ているのだが、面白いと思った作品はほとんどないので、僕とガンダムの相性が良くないのかもしれない。

 

 

輪るピングドラム

 本当にこの監督の作品好きだな。独特のテンポ感が癖になる。個人的に、このテンポが生きるのは、1クール作品の方だと思っていて、テーマ的にも後継作の方がその先にいるのもあって、それらを超えることはなかったが、レベルがかなり高い作品だと思うし、好みでもあった。でも、やはり、自己犠牲にしか行き着かないという問題は少し感じられて、そこのカウンターとしての「すずめの戸締まり」という話もあるよな。次回作は、幾原監督のその辺のところに切り込む作品が観てみたい気持ちもありけり。

 

 

 視聴履歴がしっかり出なかったものもあるので、抜けはあると思うけれど、こんな感じか。全体として、全然消化が追い付いてないんだよな。MCUとかスター・ウォーズですら、消化しきっていないものがあるし、「ストレンジャー・シングス」とか「ウェンズデー」とか、ロード・オブ・ザ・リングとかも観たいし。本当に娯楽飽和の時代という他ない。