物心ついた時から早く帰りたい

 久しぶりに明確な夢を見た。

 学校みたいなところにいて、帰りの会が始まらなくてイライラし、担任を探してくるみたいな夢だった。そんな夢ある? それで思い出したのだけれど、僕は昔から、帰りの会がすぐに終わらないと明確にイラついていた子供だった。

 単に、早く帰りたかった。すぐにゲームがしたかった。学校のことはどうでもよかったのだ。ゲームをやっている時にイラついている時も、変にそのゲームに時間を吸われて、他のゲームができないことにイラついていることが多い。頓智か?

 そう考えると、結構前からゲームに執着しているんだな。そのゲーム、というのが、色々なものを含めた広義のものではあるのだけれど。逆に言えば、学校みたいなものにあまり興味がなかったんだろうな。新しいゲームの発売日だったから、という理由で中学の卒業式を速攻で切り上げて帰って、両親に呆れられたのを今でも覚えているぐらいだ。高校生の時、修学旅行中、ゲームができないのが嫌で、校則で禁じられていないことを確認して、ノートパソコンを持って行ったし。昔から、友人と遊ぶよりも、学校の行事よりも、自分が好きなものを優先してきた。そういうのが、この夢に表れてしまっている。