スター・ウォーズは外伝の方が面白いって話

 「マンダロリアン」の16話(シーズン2の8話)がすごい出来だった。

 僕は2時間前までエピソード7~9を比較的容認していた(エピソード8はNO)のだけれど、でも、「マンダロリアン」を観ていると、これでいいじゃんと思ってしまうんだよね。

 その作品のコアとなる部分はオリジナルで作り、しっかりとドラマを持たせ、しかし、それだけではインパクトが足りない部分に、オリジナルのキャラクターを出す。そして、ファンが観たかったが、本編ではなかったシーンを作る。そういう、当たり前のことをするだけで、こんなにすごい面白いのだから。

 しかし、どうしてエピソード7~9はああなってしまったのだろうか。エピソード9がああなったのは、エピソード8のせいで、エピソード8がああなったのは、監督とエピソード7のせいなので、やはり、エピソード7が根幹の原因って気はするんだよな。そこで明確なヴィジョンを打ち出せなかったのが痛かった。

 せめて、今ぐらいには外伝作品が溢れて、新編に対する変化許容度が上がった状態で、より良い監督に任せられなかったかな、と思ってしまう。なかったことにしたいだろうね。ファンよりも、ルーカスフィルムの方がそう思ってそう。