本当に雑多な記事ばかりですまない。「サイズ 大鎌戦役」というボードゲームをまとまった回数プレイ出来たので、各陣営の基本的な感触と方針をメモしておきたいと思った。まあ、本当にやり込んでいる人から見れば大したことのない意見だとは思うが、個人的な感想として。
・ラスヴィエト連邦
特殊能力が強い。連続移動が出来る関係上、高速展開や連戦が出来ること、ファクトリーへのアクセスが圧倒的に楽なことが強みか。あまりプレイしていないので、真価がわかっていない感がある。強行がしやすいこともあり、強襲型戦闘陣営のイメージ。
・北方王国
労働者が河を渡れるという能力の関係上、隣の陣営であるラスヴィエトやアルビオンがいない時は特にメックの必要性が低い。そのため、内政に極振りしやすいと感じている。また、湖を渡れるようになると、一気にファクトリーへの距離が縮まることから、地味にファクトリーへ行きやすいのも利点だと思っている。メック能力が弱いことも、メック少数戦略への後押しをしていると思う。他陣営の下位互換能力多すぎィ！ 石油や木材が出やすいこともあり、内政陣営のイメージ。
・アルビオン氏族（拡張）
結果として、最もプレイしている陣営。やり方は大体わかったと思っている。まず、旗を立てる能力だけれど、ワープが出来ることから、遠方に設置したくなるのだけれど、むしろ逆で、そこを支配していないと行けないことから、自陣営の方に設置するのが良い。キャラクターが進むたびに旗を立てるぐらいの勢いで。そして、建物を建てて、支配したままにしておけば、それで２ヘックスの価値になる。アルビオンの強さはここで、旗のヘックス支配だけで８ヘックス稼げて、＋２～４ヘックス分は行ける所が強い。スピード＋１が手に入らないことからも、遠方には行きにくく、閉じこもり戦略になりがち。ファクトリーは基本的に諦めよう。剣と盾を手に入れると戦闘にはめっぽう強くなるので、そこで追加星章を狙っていくか、一端、ブラフで相手の戦力を浪費させておいて、リベンジといったやり方で戦うことが出来る。この時にもフラッグは便利。内政＋防御型戦闘陣営というイメージ。
・ポーラニア共和国
楽しい。しかし、大変。何せよ、鉄が出ない。しかし、一度、潜水を解放してしまえば、いろんなところへ旅に出られるので、個人的には貿易２回から展開で潜水解放からの、キャラクターで遭遇を求めて旅に出る形が好き。あと、スピード＋１も早めに欲しい。プレイヤーが２～３人の場合は、能力の強いところが結構出る。出来れば２体目のメック（かその分の鉄）はここから欲しい。或いは、鉱山を速攻建築する形もありかもしれない。内政＋探検陣営というイメージ。
・ザクセン帝国
戦闘狂。ほとんどプレイしたことがないため、あまりわからない。しかし、目的カードと戦闘で４～５個の星章を確保できるアグロ戦術が使えるという強みがある。民心の管理をどうするかが悩みか。メック展開を優先する形にはなりそう。メック能力もなかなかに強い。正統派戦闘陣営というイメージ。
強い（確信） 他の陣営では無駄になりがちなリソースでありながら、しかし、一定数持っている必要はあるという厄介な戦闘カードをワイルド資材として使えるのが最大の強み。しかし、ザクセンと戸川幕府という２大戦闘狂に挟まれているので、両者がいるかいないかでも展開は変わりそう。しかし、偵察はめっちゃ強能力だし、プレイヤーが２～３人の場合、放浪し放題なので、探検＋戦闘でリソース稼ぎも出来る。徴兵で徴兵を速攻で開けるのが、ベストムーヴか。万能陣営というイメージ。
・戸川幕府（拡張）
アルビオン氏族に似た能力を持つが、その一方で逆のプレイ感がありそう（未プレイのためイメージ）。罠トークンが設置状態であるならば、支配土地になるという仕様上、アルビオンとは逆に、罠トークンはなるべくファクトリー周辺のような、遠方になる。また、水遁や浪人という能力からも、単騎で奇襲をかけ、単発的に戦果を納めていく能力にデザインされている。スピード＋１がないため、計画性を持ってファクトリーへ早期アクセスをし、移動２を手に入れるのが、奇襲をするためにも重要だと思われる。移動の下段アクションを無駄にしない動きが大事そう。奇襲型戦闘陣営というイメージ。
アルビオン氏族は、その能力を始めに聴いた時とは異なるプレイ感があって、癖になる面白さを持っており、何度もプレイしている。ヘックスの確保が容易で、リベンジがしやすいことから、得点もコンスタントに出すことが出来るが、民心の確保を意識することが大事そうな印象。木がどうしても遠いので、なかなか建築出来ず、徴兵で開けて民心を確保する動きがしにくいんだよなぁ。カジュアルな感じでも、もっと、やり込みたいと思えるのが良いゲームの証拠だと思うよ。
