「AGRAVITY BOYS」の感想

 「チェンソーマン」のために週刊少年ジャンプを定期購読することになったので、色んな作品を見ている。その中でも、最近面白いと思っているのは、「AGRAVITY BOYS」だ。なんというか、くだらないギャグと言えばそうなのだが、基本設定とかSFの勘所とかは抑えていて、結構面白い。もちろん、僕の笑いの感性が小学生並みなので、面白いというのもあるが。

 特に重要だと思っているのは、ちょっとしたコマや話、ギャグなどで出てきたことが、ちゃんと伏線になっているところ。さらっと出てきたり、ギャグのアレだと思っていたら、ちゃんと回収されていたりして、感心してしまう。

 この手のギャグマンガは、毎回毎回オチをつけるのが大変だし、色々と仕切り直したいから、各話ごとの繋がりが弱くなりやすい。もちろん、それによって途中から読んでも面白いという効果はあるのだが、通読者としては、物足りなくなりがちだ。そこをカバーしているのではないかと思っている。

 4巻も楽しみだ。